いつかこうなることは分かり切っていた。

　阿知花が初表彰台・初優勝と快挙を続けているのに、チームの財政
状況が一向に回復しなかったのだから。

　チームメイトがここしばらく出走できず、阿知花も一戦おきでしか
出走できないのでは本来ならいい成績など得ることは出来ない。これ
までが奇跡的な状況だっただけなのだ。

　しかも今回の予選で大クラッシュを阿知花は起こしてしまった。
　当然ながら阿知花の責任ではなく、ブレーキが割れたのが原因である。
　モノコックはボロボロとなり、阿知花が無傷で済んだのが奇跡のような
ものだ。そんなチームが決勝だけ全て上手くいく訳がない。

　というわけで、阿知花の過去最悪の成績になってしまった。
　ゴールしてピットに戻ってきた阿知花がいつものように着物を着て出てくるまで
私、白石は２時間以上待たされてしまった。

阿知花「何聞きたいの？入賞者のコメントでももらった方がいいんじゃない？」
白石（インタビュアー）「いえ、他の方はもう頂いたので。」
阿「待たせてごめんなさい。でも、本当に何も話すこと無いわよ。トムがヘマばっかり
　　やってるんだから。あたしは契約に縛られるただの従業員。今年いっぱいはね。」
白「かなりキレてますね。確かにあのマシンじゃ・・・。でも、次はなんとか・・・」
阿「だから、チームについてはトムに聞いてちょうだい。」
白「・・・じゃ、今日のこの服について聞かせていただきますか？」
阿「え？この服・・・見れば分かるでしょ。やっと巫女装束入手出来たんだから」
白「凄いですねえ・・・・」

　とりあえず、アロウズがまともなチームに戻ることを祈っている。

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あんな間違えてるとは思わなかった・・・。
　この一言です。

　あ、第１１戦分はまだ書いてないんで後でメールします。
（いつになることやら・・・）

　久遠寺

• Re: 相変わらず凄いですね。 - ミム・サロ 98/2/14 00:34:58
  • Re: えと・・・ - A.久遠寺 98/2/14 00:45:20
    • Re: 了解！ - ミム・サロ 98/2/14 00:59:26