そうかしらん



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投稿者: aid @ chb0077.bekkoame.or.jp on 98/2/10 04:46:43

In Reply to: 僕にとっての不満点(バレあり)

posted by うおじ @ jnclic-72-31.ppp.justnet.ne.jp on 98/2/10 03:00:28


> ・エッジの復讐に対するスタンスが不明確(そういやツヴァイもそうだったが)。
>  エッジ自身クレイメンの元にたどり着くまでに大量殺戮者状態になっているの
> に、そこまで壮絶な決意を持って追いかけていたのに、その割に対面したときその
> 怒りが伝わらない。

 これはエッジ自身が告白していたと思いますが
「今までは復讐のつもりだったが、どうしていいかわからないんだ」
という台詞にかかわってきます。
最初は復讐心のみだったエッジが数々の戦乱の中で
事態が復讐だけの小さなものではないと気づき始めたからではないでしょうか。

また、復讐の妨害者であり、クレイメンの手下といってもいい
> アゼルに好意を持つ動機が弱く感じられた。

最初のアゼル発掘シーンを見ているからだと思いますが、
エッジは「アゼルはクレイメンに操られているもの=かわいそう」と思っています。
確かに仲間のハンター達の虐殺シーンの時アゼルはまだ発掘されていたので
エッジ達に殺意を持っているわけがありません。
しかもエッジとアゼルの初対決シーンでは
「君はクレイメンにだまされているんだ」とエッジ自身がいっています。
考えてみても、まだ年端もない少女(に見える)アゼルがクレイメンの道具として
利用されていると思うと、まだ少年であるエッジが同情的、好意的にならないのは
逆に不自然ではないでしょうか。


そのくせ復讐以外に動機がないといっ
> てもいいシーカーたちの作戦は成就させたりしてるんだよね。

?シーカーたちとエッジって最初はたいして面識がなかったのでは?
エッジ自身は「なんだかうさんくさいやつら」くらいにしか思っていなかった
と思いますが。はて?

>
> ・クレイメンのエッジ、アゼルに対する態度が疑問。
>  エッジは大量殺戮者といってもすべて戦闘行為においてのことであるが、クレイ
> メンは非戦闘員もろとも帝都を破壊した(と推測)大量虐殺者である。そこまで冷
> 徹かつ計算高い人間が、アゼルとアトルムの唯一の対抗者であるエッジにあまり敵
> 意を持っていないのは疑問。

クレイメンは最初から「崇高な人物」として描画されています。
例えば一番最初のシーンでは、まだ子供であるエッジに対して
虐殺を制止するシーンもありました。
大虐殺をした=冷徹無比で残虐的と思うのはやや安易な気がします。
やむをやなく帝都を破壊せざるを得なかったと考えるほうが自然でしょう。

またエッジを味方に引き入れようとした動機と思われ
> る”アゼルを旧世紀の使命から解放したい”という気持ちがこの鬼のような人物の
> どこからくるのか不明。単に塔を帝国から守りたいならエッジにアゼルをつれてこ
> させエッジはだまし討ちで暗殺。のちアゼルに塔を起動させれば事は済むと思うの
> ですが。

確かにクレイメンが「残虐な人物」であるとするのならそうかもしれません。
が、クレイメンは「崇高な人物」なのです。クレイメンの部下(名前はわすれた)が
「あの方に会ってくれ。あの方は我々とは違う」といってます。
つまりクレイメンは「短絡的に目の前の欲望や野心」などの目的ではなく
もっと「深く大きい目標」などが目的となっているのです。

>
>  といった一番知りたいことが(ほかにも色々あるのだが)おざなりにされたまま
> 僕にとってどうでもいいことばっかり細かく描写された世界での十数時間の冒険の
> 後残ったのは残尿感というか、消化不良な感じでした。そうすれば、自然と思うわけですよ、”CD4枚も使ってこれかい”って。続編出して、次世代期で。

 なんだか全体的に見方が一面的な気がします。このゲームは
映画的なものを狙っているのか、
他のRPGみたくわざわざ人物の心理を説明してはくれません。
それを理解するには若干の読解力が必要でしょう。