ゲームの評価は，自分の感覚で正直に判断したいと思ったので，いままでセンチに関するネタは読まないようにしてきました。でも，ようやく自分で購入してプレイした感想は「何じゃこりゃ？　手抜きゲームだよこれは！！」というものでした。書き込みも読みましたが，書き込みがいかに優しく評価しているかも分かりました。
　グラフィックは10分で塗りたくったかのような雑さ，シナリオも個性も何もない単調さ。
　前人気の期待度の高さゆえおきるきつい評価ではなく，絶対的なレベルとして平均点以下，自分の中では救いようがないです。
　「あんな幼稚なシステムと絵とセリフでセンチになれるか馬鹿者っ！」つう感じです。
　こういう，「発売前には消費者煽動を行って前人気を盛り上げるだけ上げるが，実際の商品は標準以下のものという商法」は，結果として詐欺に等しいものになると思う。前人気を盛り上げるのは認知度を上げるために必要ですが，それに見合う品質を与えられないのでは，「だまされた」と言われてもしかたないでしょう。だって，ゲームは購入して家に帰りプレイするまで商品の内容とクオリティの最終判断はできないのですから。
　私は，雑誌を作って売るいわゆる編集者商売をしてますが，定期刊行物であんなこと（クオリティ低いまま発売すること）やったら読者は次から買わなくなってすぐ廃刊ですね。また，これだけの人気があったら，まともな人間はその期待に添うクオリティを満たすよう努力するでしょう。それは，完全にはいかなくても必ずゲームに反映される。物作りはそういうものです。でも，それが見えないです（3月の北海道なのにキャラが夏服だったりとか，基本レベルからチェックされていない）。
　78,00円という高い価格設定にもかかわらず，あの低いクオリティのまま販売しようと判断したNECインターチャネルの責任者は，ファンを舐めきっています。ファンが落とす「金」にしか興味がないのでしょう。家の会社いるユーザーのためではなく自分の保身と出世のために仕事をしている人の行動と全く同じに見えます。
　それがよく見えるのが，データ集と実際のゲームとの絵のギャップ。データ集に付いている絵はとても美しく，キャラ毎にイメージカラーまで設定されていますよね。しかしながら，その設定はゲーム内ではほとんど反映されていません。実際にゲームの製作に携わった人の意識の低さがひしひし感じられます。悲しいぐらいにね。セリフ回しもそう。
　私は，ファンでも何でもなかったし，ソフト自体も3980円で購入しましたが，「それでも高い」と思ました。

正直なところ，
　「おい　NECインターチャネル！
　ゲームメーカーなら，ゲームの内容で勝負しろよ！！
　それと　多部田！
　ユーザー舐めくさるのもいい加減にしろ！！
　ちゃんと　クオリティチェックしてからゲーム出せ！！！
　詐欺師かおまえは！！！！」
といいたい。

私は98年1月期のくそゲークリエイターMVPを，多部田氏にあげたいと思います（そもそも彼がクリエイターといえるかどうかも疑問だが）。また，97年度消費者煽動手腕第一人者賞もあげたいですね。

• Re: ↑さんまーめんはおろちょんです - おろちょん 98/1/30 18:31:43
• そらしょーがないよ 「多部田氏のゲーム」だもん(^^; - ガンジスの流れ 98/1/31 02:40:12