ありがたき幸せ



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投稿者: 年貢 @ pppb768.pppp.ap.so-net.or.jp on 98/1/22 10:34:55

In Reply to: 反論、同感、感想など(負けずに長文)

posted by 泰雪 @ ntk21ds40.tk2.mesh.ad.jp on 98/1/21 17:07:08


> 今、日本で一般的に考えられているRPGとは
> (ウルティマ+ウィザードリー)/2であるドラクエに
> ストーリー重視の味付けをしたものだろうと思います。
> 恐らく年貢さんもそう考えていると思うので
> それを前提にして話を進めていきます。

うーん、FF3.4.5やクロノ・天地創造と考えてもらっていいです。

> > 僕の考えるRPGとは、「物語」である。
> つまり、RPGで一番重要なのは「物語」である、ということですね。
> 確かに、「物語(話のスジ)」とそれに伴う「世界観」は
> RPGにとって重要な基本要素だと思います。

あと、キャラもですね。つーか、いちいち分けなくてもいいですよね。

> > そして忘れてはならないのが「主題」である。
> > 女の子がおつかいに行く話を選んだからには、その話でしか訴える事のできない
> > 作者の切実な気持ちがある筈だ。それが伝わってこないような物語は、嘘だ。
> 「その話でしか」というのは疑問です。
> 目的(ここでは「主題」を表現すること)を達成するための
> 手段(ここでは「物語」)は、普通幾通りもあるのではないでしょうか。
> どの手段を選ぶか、ということはその人のセンス(または能力)だと思いますが。

確かにそうかもしれません。でも、ベストは一通りしかないと思います。
「確かにBの話でもテーマはわかるけど、Aの方が全然面白い」というか。

> > グランディアは、言うまでもなく「アニメ」+「RPG」である。
> > とちらもれっきとした、純然たるメディアである。
> > しかし、それらを融合してしまうのは間違いではないだろうか?
> > しゃべったりしゃべらなかったりするのは、やはりどう考えても変なのだ。
> > ムービー挿入や音楽の止まるタイミング一つだって、バカにできない大事な事なのだ。
> > しかしそれでも、アニメとRPGは合わない、と言いたい。
> > 僕は、お寿司が大好きだ。ラーメンも大好きだ。ヨーグルトも大好きだ。
> > しかし、それらを同時に食べようとは思わない。まずくなる。
> 自分は、トンカツが好きです。カレーも好きです。
> そして、その2つの融合体であるカツカレーはもっと好きです。
> つまり、アニメ+RPGも表現の可能性としてのひとつであり、
> まだ、試行錯誤の段階だと思います。

なるほど。これはごもっともです。
ただ、ムービーがあるからアニメ+RPGと言っている訳ではないので、
それだけはわかっていただきたい。・・・となると、
僕はやっぱり「スニーカー文庫」系が嫌いなのか!?(大爆笑)

> > あかほりさとるに始まった(かどうかは知らないが)あのネアカで軽薄なノリを
> > ゲームに持ち込んでゲンナリというのがサクラ大戦の印象だった。楽しかったけど。
> 別にゲームだからといって、暗くて重厚なノリである必要はないです。
> これも可能性のひとつです。

そりゃそうですけど・・・。
なんというか、アッパー昇バカみたいなRPGがあってもイイと思うんですよね。
延々と一人で突っ走ってどっかにいってしまうRPGというのが(笑)。

> > 「多様化しすぎて閉塞したRPGの世界には、今こそ純粋な冒険が必要なのです」
> > きっと企画書には、こんな事が書かれているのかも知れない。
> > 冒険とは、言わば非日常である。しかし全ての人間は日常からは逃れられない。
>
> 逆に、その日常から逃げ出すための手段としての
> 空想世界の存在というのもあります。

あ、これは違います。僕の書き方もなってなかったんですが、
「グランディアは冒険についてどう考えているのだろうか?
 単に『少年→純粋→冒険』という構図があって、ラストで
 間に合わせの人間愛あたりをやれば名作って感じ?
 別に冒険が本当にテーマじゃないよね」
...という事が言いたかったのですが、言葉が足りなさ過ぎました。すみません。

> > 日常に対する非日常、そして好奇心とは何かを深く掘り下げる、それを
> > グランディアのテーマとして欲しかったのだが...せめて、ジャスティンが
> > 「光翼人の力を使わずにガイアを倒す道を見つけてみせる、自分は冒険者だから」
> > くらいの事を言っておけばまだ格好がついたろうが・・・。
> 「冒険者であること」と「光翼人の力を使わないこと」は
> 直接結びつかないと思うのですが。

「ガイアは光翼人じゃないと倒せない」と言うミューレンに、
ジャスティンがそのように言い返せば、まだテーマが冒険っぽかったのにな、
という意味です。ちゃんと書かなかった僕が悪いですね。
けど、ミューレンの言ってた事って単なる間違いだったって事?なんだかなー。

> > だが、あの今世紀最後の名作ラピュタと一緒にしてしまうのはどうか。
> > いくらなんでも「そりゃあんまりだ」である。あまりに違うものを一緒にしては
> > まだどちらかを体験していない人々が混乱すると思う。いや何より、
> > 「圧倒的な違い」を気付かない(ふり?)人々はあまりにクールすぎると思う。
> 「圧倒的な違い」を気づいたフリをする人々はあまりにホットすぎると思う。

なぜですか?
それこそがRPGをプレイする姿だと思います。
(ラスボスの音楽で首を振るのは基本)

> 基本的にアニメとRPG(それがアニメの影響を受けていたとしても)という
> 違う表現手段を用いたものを単純に比較することはできません。

残念ながらよくわかりません。(いや、まじで)

> > だが昔、非常に考えさせる書き込みを見た事がある。たしか、

> 現在の、ドラクエの亜流としてのRPGの目的は
> 製作者がつくった物語を、まるで自分が通ってできたストーリーだと
> 思い込ませることにあると思います。

なるほど。そうですね。言われてみれば、同感です。

> 製作者がつくった物語をそのまま見せるのがADVの目的であり、
> 自分が物語をつくるのは例えばUltima Onlineなどの目的でしょう。

うんうん。

> > 果たして、RPGに内容は必要なのか・・・?
> > 少なくとも「中途半端な内容は必要ない」というのが今の自分の意見であります。
> 「内容」が何を指しているのかが、若干不明瞭です。
> ストーリーを除いた、システム一般ということでしょうか。

いえ、逆です。
「ストーリー・キャラ・演出・描写・設定・主題」を内容としています。
どうせできないんだから、ヘタに凝ってくれるなと言いたいのです。

> > しかし最近思うのです。全ての人々がRPGを作る必要はあるのだろうか?...と。
> 私は、全ての人が楽しめるRPGを目指す必要があるのだろうか?
> と、最近考えています。RPGに限りませんが。

ああ、結局ここに来てしまいますね。
そんなものを求めている自分は果てしない不毛ゲーマーなのか...。

> 「RPGなりの「見せ方」」、「グランディアの「表現手段の欠陥」」
> 等に、具体的な例が無いので、好き嫌い論に終始してる感じを受けました。

はい。そのとおりです。
できる事なら、二人同時にグランディアをやりながら
「ほら!ここだよここ!ここ変でしょ絶対!」とかやりたいのですが。

> しゃべること自体が悪なのか、
> それとも、しゃべり続けないことが悪なのか、
> そもそも、年貢さんの理想のRPGとはどのようなものなのか。
> 気になります。

しゃべり続けない事が悪です。
(正確には、しゃべるタイミングを製作者が視野に入れていない事が極悪)

> グランディアが中途半端な出来だということに関しては、同感です。
> システム、表現方法ともにもっと良くなる可能性があったと思います。
> ムービーにもほとんど必要性が感じられませんでした。

> これは次回作に期待しましょう。

そんな事があるんですか?次も同じ事が続くのでは?

> 中途半端だったルナから、ルナ2が生まれたように・・・

ほぉぉぉ・・・そりゃ気になります。

> 年貢さんのRPGに対する熱い想いが伝わってきて、
> おもわず熱くなってしまった、泰雪でした。
> 原文を勝手に省略し、省略個所を明記しなかったことはご容赦ください。

いえいえ、何を言います。
ここまでノッたのは久しぶりでした。
この気持ちを例えるなら、漫画「餓狼伝」3巻において主人公が好敵手に対し
「(コイツ・・・最ッ高・・・!!!)」と思ったような感じです。
ワケわからん例えですみません。

理路整然としたレスに感謝。