> そして去年売れたタイトルを並べ見て分かることは、
> ＰＳでヒットしたソフトは大手メーカーの名で売られたもの
> ばかりであることである。

というか、ＣＭをたくさん流してたソフトばかり、ですね。

> 逆にＳＳでは大手（要するにコナミやハドソンなど）と
> そうでないメーカーの売れ行きとが互角であると気づくはずだ。

セガは、他社のＣＭを流すことは少ないですからね。

> もしＰＳでゲームアーツの名を出し、年末にグランディアを
> 出していたなら、他のタイトルに埋没しその他大勢になって
> しまっていただろうことは想像に難くない。

ＳＣＥで、ちゃんとＣＭを流していたりすれば、
埋没するにしても、もうちょっとは売れていたでしょう。

なにより、ＰＳだったらロングヒットが期待できます。

> グランディアをプレイした人の多くはゲーム自体に純粋に興味を
> 持ったのであって、ゲームアーツのブランドに惹かれただけでは
> ないはずだ（無論ルナシリーズなどでファンになった人も多い）。

自分は、ルナ２が好きだったので（無論ゲームアーツも好きなんですが）
買いました。

> 電車でＧＯ！はゲーセンで知られていたし、テイルズは続編で
> あるし、グランツーリスモはカーレースという極めて分かりやすい
> ジャンルである。そこで大河ＲＰＧで全くの叩き上げであった
> グランディアが、その中で２０万の初動をたたいたことは特筆に
> 値する。

電車でＧＯ！はゲーム専門でないメディアから注目されていたし、
電車好きな人にはたまらないゲームなはずです。
グランツーリスモも同様です（これはゲーム自体のできも素晴らしいが）。

ただ、ティルズは前作の知名度がそんなに高くないし
（ティルズ２ではないんでしょ）
ＰＳで普通に宣伝されたＲＰＧはあのぐらい売れる、ということじゃないかな。

> 正直、「ゲームアーツ？　なにそれ？」という哀しい言葉は
> いまだ多くのゲームユーザーの口から漏れている。
> これがＰＳであったなら、という言葉はグランディアにはまだ
> 当てはまらないし、逆にＳＳでこそグランディアは注目されたのだ
> と考えたほうが正しいと思う。

ＰＳでは、会社名をソフトのウリにすることはすくないでしょう。
上記のＰＳ３タイトルを買った人がみな、
それぞれのメーカー名を知ってるとは思えません。

> ただ１００万を狙うといってたクセに、という失望感はユーザー
> として否めないことであるし、

本気でねらっていたとは思えません。
自らを鼓舞するつもりで言っていたのだ、と理解していたのですが。

> 累計３０万本や４０万本で開発費が取り戻せるのかという不安感
> は老婆心ながらファンとしてある。
> しかし、だからといってグランディアのマーケティングが失敗
> だったとは考えるべきではないと思う。
> 以上のとおりかえって誇れる数字であるし、なにより
> グランディアの良さは、やったみんなが認めるところである
> のだから。

赤字が出れば、マーケティングの失敗であることは間違いないです。
ただ、これが次につながればいいのです。

ＳＳではロングヒットが期待できないのが、自分としては悲しいです。


グランディアは素晴らしいゲームです。
プレイした人が満足できた割合はかなり高いのではないでしょうか。
（おそらく、次世代機のＲＰＧでは一番でしょう）

ゲームアーツの次の新作ＲＰＧ（いつになるかわかりませんが）への
期待高まる泰雪でした。