音楽に関しては、人の好みでしょう。
最近はCDDAが当たり前ですから、インパクトに欠ける、というより、われわれ
の耳が最近の音に慣れてしまったというのが、本当のところかと思います。
ヘッドフォンで聴くと、カッコイイです。音のバランスも、好みで調整しま
しょう。印象変わりますよ。

free rangeが強いという意見はもっともなんですが、「いかにfree rangeを温
存するか」という事を考えなければならなくなるので、これはこれで良いよう
な気もします。使っている時にミスして、ボス戦を他の武器でこなさなくなる
となると、キツイ時とかありますから（CLOWが残るから何とかなるけどさ）。
waveも使えないという声を耳にしますが、６面の導入部や後半の前方から結晶
が押し寄せてくる場面では、かなり使えます。
前作までの武器の使い分けは、むしろ「オーバーウェポン」に形を変えて継承
されている気もしますね。

前作までと違って、マニアックな難易度がなくなった分、ごり押しが効くよう
になったため、武器の使い分けを無理に考えなくても、何とかなってしまうの
は仕方の無い事だと思います。パンツァードラグーンがＩからIIになった時と
似ているかも。

代わりに、物語、人を引き付ける要素等、ＳＨＴでおざなりになりがちな部分
を、ここまでちゃんと作り上げたのは、いかにも家庭用向けで、素晴らしいと
思います。特にエンディングでの達成感は、素晴らしいものがあります。
他のＳＨＴは「ああ、終わった……」という開放感の方が強いでしょう。