今のランキングや市場の状態、ある意味で当然だと思うんですよ。

私の持つ、今のサターンで人気のギャルゲー大作の「印象」として。
・最初に発表してから発売までの間、ほとんど途切れることなく何らかの新情報を
　（少量ずつながら）ほぼ毎週、サタマガ等に載せ続けている。
　つまり、ユーザーの期待を持続させ、盛り上げる努力をしている。
・サターンの「市場」に合わせつつ、「魅力的」に見える努力をしている。
　市場に合わせたキャラクターデザインの変更、かわいい女の子をより魅力的に
　演出するための努力（台詞回し、しぐさなどから、いわゆる「サービスカット」の
　存在やその描写方法に至るまで）を惜しんでいない。
　またサターンが得意とするとされる２Ｄ機能を駆使して、少しでも綺麗な絵を出す努力
　（超高解像度であったり、特殊な動画圧縮方法であったり）をしている。
・特にPCからの移植などの場合、「単なるベタ移植」に終わらせず（いや、Ｈ表現の関係で
　単なるベタ移植ができないからこそ）、「サターンならでは」のものにする事に注力し、
　概ね成功している。
・最初に発表した発売日を、概ねきちんと守っている。

…翻って、非ギャル系・非Ｈ移植系ソフトの不甲斐ないこと。
発表から一ヶ月もの間、なにも新情報の出てこない「バーニングレンジャー」。
思えばかつて「ナイツ」「パンツァードラグーン ツヴァイ」もそうでしたねぇ。
（そして、それ故に雑誌での期待度ランクは落ちるばかり。）
夏休み商戦に間に合わせるべく、開発期間を削られたとしか思えない「ラストブロンクス」。
（どう考えても、二枚目のディスクはもっといろいろ作りこみたかったはず。）
ずるずると発売日が延び続け、しかも情報が数ヶ月に一度しか出てこない「グランディア」。
わざわざ、サターンの不得手とされる3Dポリゴンを多用し、結果画面が少なからず
貧相になった「ゼルドナーシルト」。
アーケードのベタ移植からほとんど一歩も踏み出ていない、SNKやカプコンの格闘シリーズ。
（オリジナルモードのエンディングぐらいムービーにするとか、高解像度にするとか、
やれることはいろいろあるだろうに。）

攻撃するべきものがあるとしたら、それはＨゲーム廃絶だけではなく、
Ｈゲームからユーザーの興味を奪い返せない、非Ｈ系ソフトの不甲斐なさなのではないかと。

• Re: 概ね同感です。（長文・乱文失礼します） - ありむ 97/10/15 22:43:02