雑誌のカラーを決めるのにあまりに読者に媚びては・・



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投稿者: 筑豊ドリフターズ @ 131.206.33.200 on 97/8/31 04:38:54

In Reply to: うーん

posted by ふとりっ子 @ mxtan117.mitene.or.jp on 97/8/31 03:55:12

> サタマガの表紙にギャルゲーが使われるのは、読者には好評だからでしょう。
> それにサタマガは専門誌ですから、ファミ通のように一般受けを狙う必要もない
> と思いますが。

DOS/Vマガジンなんか、サタマガなど比較にならないほど専門紙ですよ。(笑)
でも、あえてパソコンとは関係のない題材を表紙に持ってきているのです。
しかも、それで他誌との差別化を図るのに成功しているし、雑誌の雰囲気をすごく
よくしています。
上手く言えないですが、「見る者に、センスが良い雑誌というイメージを与えてい
る」とでも言いましょうか。

うちの研究室の半分くらいの人はパソコン雑誌を買わない人ですが、DOS/Vマガジ
ンの表紙を見ると、みんなが「かっこいい、しゃれてますね。」といいます。
「DOS/Vマガジンはセンスが良い」というイメージをみんなが抱くわけです。
これは重要なことだと思います。
DOS/Vマガジンについて、みんなが(購読者か否かに関わらず)一目置いてくれるわ
けです。

サタマガにしても同じこと。
これは個人的な見解なのですが、雑誌にとって大切なことは、いかに読者に一目置
かれるかということだと思っています。
特に乱立しているゲーム雑誌においては、自分のカラーを明確に打ち出す事はとて
も重要です。
各紙が持っている情報も現況ではほとんど似通っているわけです。
そのなかで個性を出していくには、持っている手駒は使えるだけ使っていかないと
いけないと思うのです。

それは、記事の読みやすさであり、ライターの文章力であり、ソフトレビューでの
攻略のやり込みようであったりするわけです。
なかでも、表紙というのは一番目に付くもの。個性を一番出しやすいものだと思い
ます。
ここで、読者のファーストインプレッションが決まってしまうのです。

例えば、電撃SEGAはギャルゲー中心の雑誌を目指しているようなので、別にアニメ
絵中心の表紙になったところで文句は言わないし、当然の選択だと思います。

しかし、サタマガはサターン専門紙の王道を目指しているはずです。
王道を目指すからには、最低でもDOS/Vマガジンのような「ポリシーのある表紙」
を作っていただきたい。
だから、人気があるからといって、安易にギャルゲーの表紙に走って欲しくないの
です。

そして、ギャルゲーはどんなに人気があろうとも決して王道足り得ないことを忘れ
て欲しくはないのです。
これは、音楽業界や映画業界を見てもお分かりでしょう。
アイドルがいくら売れようが、AVがいくら売れようが、王道にはなれませんよね。
もしギャルゲーを表紙にするのなら、少なくともセックスアピールを完全に廃した
ものにするべきだと思います。(そこは表紙のデザイナーの腕の見せ所です。)

長くなってしまいましたが、
1.表紙は雑誌のカラーを決める大切なものである。
2.よって、表紙には一連のテーマ性を持たせるべきである。
3.人気があるからといって安易にギャルゲーを表紙にするべきではない。
この3つが、最低限サタマガに伝えたかったことです。