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投稿者:
とくしこ @ h044.p041.iij4u.or.jp on 97/8/17 15:39:07
In Reply to: 3匹の思い。
posted by タイトー3匹 @ pl-sagamihara011.infosphere.or.jp on 97/8/17 14:23:41
アニメ絵のルーツはなにかと考えるとそれは故手塚治虫氏の画風でしょう。
しかも氏の少年マンガでは作中しばしば女の子が屈辱を強いられてました。
(必然性ないのに服が破れたり、無理矢理ストリップさせたり)
しかし今時、氏のマンガをアニメ絵だから、とか、エロティックだから、
という理由で否定するでしょうか?
アニメ絵が人によっては激しいアレルギーともいえる反応を引き起こす理由は
リアリティが無いからじゃなくてリアルな側面を兼ね備えているからじゃないでしょうか?
ゲームのグラフィックは基本的に記号、アルファベットでも代用可能なのです。
(ローグみたいに)
ただそれではあまりにもわかりづらいからぱっとみてわかるように描写してある。
たとえばどんなにリアルに木を描いてもそれはユーザーは
「ああこれは木だな」としか受け止めないしそれ以上の意味も無い。
ではあのアニメ絵の人達はどうでしょうか?
彼女らの外見は基本的に記号です。
似たようなキャラがでないように色で区別したり、個性的な髪型を施し、
いつも同じ服を着たり(最近減ったけど)実にわかりやすい。
しかし同時にその側面にあるのは記号ではなく製作者の抱いている女性観、
あるいはプレーヤーの理想の女性像というなまなましい、記号よりもリアルな側面なのです。
あのアニメ絵から記号しか受け取らない(おそらく大多数)のひとは
恐らく拒絶もしないし好意も抱きません。
リアルな側面を受け入れたひとにとっては
彼女らは生身のアイドル同様愛すべき対象物でしょう。
でも、その二つの側面を両方受け取ったひとは強烈なジレンマにおそわれ、
記号に欲情するという不可解な「自分」を発見するのです。
それがあの一種ヒステリックな拒絶、全否定に結びついてるのではないでしょうか?
最初に述べた故手塚治虫氏が絵柄は大差ないのに否定されなかったのは、
氏がキャラクターを徹底的に記号化していたからだと思う。
(どんなにシリアスなマンガでもリアリティのない「マンガのひと」としか描写してないから)
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