基本的に本当だけど、ほんの一部フィクションです。



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投稿者: 本命カゲ @ oppp007.harenet.or.jp on 97/7/30 00:27:09

In Reply to: サターン購入までの道筋を語る  後編

posted by 本命カゲ @ oppp007.harenet.or.jp on 97/7/30 00:19:47

> 何だったんだ・・・。あの男は・・・。
> そういえば最近、なにかがむなしい。
> なにが不満なのか・・・わからない。でも、
> あの男なら・・・知っているような気がする・・・。
> 父と時々行く電器屋に行った。
> そこにはわりと大きめのゲームコーナーがある。
> いつものようにゲームコーナーでスーパーファミコンやゲームギアソフトを見る。
> いつも候補は2つあって、迷う。
> じっと考え込んでいる私の前に、灰色の箱のようなものが現れた。
> 箱ではない・・・。それは、サターンだった。
> 私は展示品をじっと眺めていた。その瞳には、涙さえ浮かべていた。
> 「俺・・サターンが・・・サターンが・・・」
> 家に帰ると、私はいそいで机の一番上の引き出しを開けた。
> しかし、そこにあるお金では、とうていサターンは買えなかった。
> 5000円キャッシュバックキャンペーン・・・。
> それでもぜんぜん足りない・・・。
> そしてクリスマスが来た。
> と言っても、我が家のクリスマスは、鶏肉喰ってはい、終わりである。
> しかし、その年だけは違った。
> あの電器屋で、父は、セガサターンを買ってやると言ってくれた。
> しかし、そんな父のめずらしい優しさとはうらはらに、
> サターンは売り切れていた。
> それから何件もまわったが、どこも売り切れだった。
> やがて正月が来た。我が家は毎年祖父の家で年末年始を過ごす。
> そこでやったことは・・・サターン探し。
> とはいっても、この家は必ずみんなで初詣に行く。買いに行くならその後だ。
> 初詣の後、あっちこっちでサターンを探しまくった。だが、元旦に開いている店など、
> そう多くはなかった。しかも、開いている店はすべて売り切れだ。
> 「バーチャファイター2」の効果は凄まじいものだ。
> やがて岡山に帰ると、父と私は車でぶんぶん店をまわった。
> しかし、どこにもない・・・。一年前の悪夢が・・・また・・・。
> もう二人はへとへと。そんな時、奇跡は起こった。
> いつもと同じように、「サターンありますか?」と聞いた。
> 「すいません、切らしております。中古ならあるんですけどね・・・・。」
> 中古・・・もう、この方法しかないのか・・・。
> 私は中古をしばらく眺めていた。
> その時だった。店のお兄さんがなにやら手に電話のような物を持って、
> 「〇〇店には、あと2台あるようです。」と言ってくれた。(奇跡ってのはこっちね)
> さっそく名字を教えて、取り置きしてもらって、その店で
> 名字を名乗った。「はい、2****円(覚えてない)です。
> うれしくてたまらなかった。一年前と同じではなかった。
> 私は、サターンを手に入れることができたのだ。
> 家に帰って、私は新品のサターンと新品のバーチャファイター2をふくろ(箱)から
> 出した。そしてテレビに接続して、プレイした。
> たまらなかった。
> そして、そこには、あの謎の男の姿があった。
> でも、今回は姿がはっきりしている。
> 「ジャッキー・・・。」
>
>     おわり


後半あわてて作ったんで、言いたいこと忘れてるかも。