その辺のジレンマ



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投稿者: レッドアイ @ ftp.cc.u-tokai.ac.jp on 97/7/08 17:45:16

In Reply to: SRPGって万人向けのジャンルじゃないよな>サクラ

posted by くれじじ  @ 133.20.16.160 on 97/7/08 16:44:57

 キャラクターゲームにしたときのその辺のマイナーダウンって難しいでしょうね

 純粋にSLGやSHTならば、購入層は自然と決まってきますよね
 ある程度はそのジャンルに精通していたり、そうでなくてもそのジャンルに興味があって、簡単に投げ出すことはない様な人達が買うのは当たり前ですから

 ですが、キャラクターを売りにしたゲームの場合
 たぶん制作側にはこれをプレイする人の人となり(?)がおぼろげにしか見えていないと思うんですよ
 それだから考え得る「最低レベル」(言葉が悪いが、あるゲームジャンルにおける習熟度と見ての・・・ね)の人間に合わせてあげないといけなくなる

 なぜなら本当に楽しんでもらいたい箇所は別にあり、SLG部分やSHT(もしくはACT)部分は作品にメリハリをつけるために加えられた要素であろうので、初心者そこでコケられたらそれこそ本末転倒

 そこで「仕方ないから、熟練者の方には他のゲームでアツくなってもらうとして、とにかく本編を楽しんでよ」となるのかな?
 逆にそちらに合わせることは出来ないんよってことを理解してやるべきなのかな?

 そのせいで、メリハリをつけるために用意したSLG部やACT部は、そのジャンルの精通者にとっては中だるみの”つまらない”箇所となり果てる
 あ、これでも本末転倒な結果になっている

 あっちたてればこちらが立たず
 この辺は制作側は苦労しているんだろうな
(でも結果的には前者に転ぶことが多い。異例は最近ではエネミーゼロとかかな?・・・まぁ、アレはアレで・・・いや言うまい)

 どちらもそれなりに楽しめるって作りが実現できればすごいんだけれどね

 純粋にACTだけれども、トレジャーさんなんかはその辺ちゃんと心得ているよね。意外と
 逆に、意図せず”大衆向け”だと思われてしまったために評価がまっぷたつに分かれてしまった悲劇のゲームは「ナイツ」では?と思うときもある
 根底にバリバリのACT魂があるソニックチームのゲームはやっぱりそれなりに分かっている人じゃないと「底」の部分までもは楽しめないよ(と言うか、ソレに気が付かない人が多かった)

 「スレイヤーズろいやる」かぁ・・・あれも客層わからないよな
 スレイヤーズ初期の頃は出版社が出版社だけに、意外とTRPG流れやファンタジーに多少の造詣がある人間も多かったと思うが、アニメでブレイクして以降の展開でかなり「ファン」は増えただろうからな(俺は初期の頃しか知らないクチ)
 前者に対しては”それなり”に複雑な物にしても対応できるだろうし、むしろ喜ばれるだろうとは思うが、後者を考えに入れると・・・無難に作るしかなくなるかも(テレ東系だからなぁ・・・)

 これは他の物にも言えることだけれど
(「エルフ狩り」にしても原作のファン層とアニメ以降のファン層では・・・ねぇ)

 キャラゲーって安易に作ることもできるけれど(なにせソレで売れちまうから)、作り込むとなると存外難しいシロモノだよな
 こう考えるとやっぱりレッドカンパニーの面々やセガは凄いよね
 サクラ2の方はいったいどのように仕上がってくるのだろうかな?