第四幕



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投稿者: 遠山金三郎 @ tproxy.tky.threewebnet.or.jp on 97/6/23 00:01:45

In Reply to: サターンの金さん第九回 予告通りに参上か?

posted by 遠山金三郎 @ tproxy.tky.threewebnet.or.jp on 97/6/22 23:32:59

(第四幕)
奉行所にて
与力・脇坂(以下脇)「御奉行、任天小僧とやらの足取りをまとめましたので、ご報告いたします。」
遠山金三郎(以下)「うむ、ごくろうであった。」
脇「おそれいりまする。まず、大きく分けて二つの型が有り申す。一つは、花婿屋や大波小波屋、伊勢多屋に盗みに入る型。もう一つは、先日の十霊寺屋のように、予告状を出しながら、実際にはこなかった型。」
「前者は単なる物取りであろう。そののち路苦夜無長屋には、盗まれたと見られるソフトがばらまかれておる。問題は後者だ。それほどの大棚でもなし。なぜ予告状まで出して騒ぎにする必要があるのか?」
脇「そちらの方でございますが、いままで予告状の届いた店は、騒音屋、賢人策略屋、等価小部分屋、傘屋(作者注:決して文字化けにあらず)」
「さっぱりわからんな。」
脇「果たして同一人物の仕業でありましょうか?」
「予告状の方は、任天小僧の騙りだっていうのかい。そうかもしんねえな。」
同心・橋本「遠山様、京都奉行所より火急の使者が。」
「京都奉行から?、よし通せ。」
―――――――――――――――――――――――――――――
その夜、

任天小僧だ!任天小僧が出たぞぉ!


「あれは夏負魂屋の方角。ついに出やがったか。金よ、長げえつき合いだったが、悪事に手を染めたお前が悪いんだよ。せめて俺の手で捕まえてやらあ。今日初めて使わせてもらうぜ、この狂気(凶器)デス大魔王(もちろんCD-ROM)をよ。」
屋根を蔦って逃げる任天小僧
「今だ。」デスを投げて、任天小僧に命中。
任天小僧?「きゃああ。」 反対側へ、転げ落ちる任天小僧。
「よし!やったぜ。」 落ちた任天小僧に近づく平次。

「金の字ぃ。悪く思うなよ。面見せてもらうぜ。...。

うおお!?


(to be continued)

(注)この作品はフィクションであり。登場する個人・団体名は、実在のものとは何ら関係ありません。