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No. 3711 # 68user 2004/05/06 (木) 11:54:23
>>3710 Sjr
> 簡単に言うと文字列を鍵とする場合の決まりごと、みたいなものでしょうか?
決まりごとというか、RSA が作った決めごとですね。

DES は 64bit のデータを暗号化・復号化する機能しか持っていません
(だから DES は 64bit ブロック暗号)。

これでは 64bit を超えるデータを暗号化できないので、データを分割して
暗号化する方法の一つが CBC モード (FIPS PUB 81 で規定)。一方、データ
列が 64bit に満たない場合のパディング方法などを規定しているのが
PKCS#5 です。

PKCS#5 でのパディングは
      データ1バイトの場合: A -> A 07 07 07 07 07 07 07 としてから暗号化
      データ2バイトの場合: A B -> A B 06 06 06 06 06 06 としてから暗号化
                  :
      データ7バイトの場合: A B C D E F G -> A B C D E F G 01 としてから暗号化
      データ8バイトの場合: A B C D E F G H -> A B C D E F G H 08 08 08 08 08 08 08 08 としてから暗号化
としていますね。

と書いているうちにわかったような気がしますが、
      http://www.jp.freebsd.org/cgi/cvsweb.cgi/src/crypto/openssl/crypto/evp/evp_enc.c?rev=1.1.1.1.2.4
の EVP_DecryptFinal_ex が呼ばれるときの流れは

      残りブロックサイズ = ctx->cipher->block_size;
      if (残りブロックサイズ > 1){
          /* 残りはパディング部分のみ */
          n=ctx->final[b-1]; /* 最後の 1バイトを読む。その値はパディング長であるはず */
          if (n > b)
              /* パディング長が残りブロックサイズを超えているならエラー */
              for (i=0; i<n; i++)
                    パディング部分の値が全て n であることをチェック
          /* ここまできたら、パディング部分が正しいことがわかる */
          n=ctx->cipher->block_size-n; /* パディング部分を除いたブロックサイズを取得 */
          for (i=0; i<n; i++) /* パディング部分より前のデータについて出力バッファに書き出す */
              out[i]=ctx->final[i];

てな感じでしょうか。

No. 3712 # 68user 2004/05/06 (木) 12:05:05
一応補足。

>>3708 Sjr
> DESというと単にビット単位の置換だと思っているので、エラーが検出できるのが
> ちょっと不思議です。
DES 自体は、鍵に含まれるパリティを以外の誤り検出機能はない、という
理解で正しいと思います。

しかし、PKCS#5 においては誤った鍵を使うと
>>3711 68user
> データ1バイトの場合: A -> A 07 07 07 07 07 07 07 としてから暗号化
> データ2バイトの場合: A B -> A B 06 06 06 06 06 06 としてから暗号化
この最後のデータ列 (06 06 06 06 06 06 など) がめちゃくちゃになって
しまうため、パディングチェック時にエラーとなる、ということですね。


なお、PKCS#5 は DES に限らず、ブロック暗号一般に適用できます。ただし
PKCS#5 は 64bit 暗号に特化した書き方がされているので、64bit 超暗号に
一般化したものが PKCS#7 に規定されています。

# と言っても、mod 8 とか書いてあるか、mod k と書いてあるかの違いしか
# ないような気がしますけど。

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