>>3617 ビギナー あらーそれは大変ですね。基本的に機能面 (コマンドの数とかオプションの 種類とか) で言うと Linux > Solaris なので (正確には GNU モノ > Solaris)、 Linux から Solaris への移行は結構面倒です。 まずは Sun が提供している 「Linux から Solaris オペレーティング環境への移行」 http://sdc.sun.co.jp/solaris/migration/linux/index.html をどうぞ (ドキュメントを読むにはユーザ登録が必要だと思われます)。 上記ドキュメントには、当然ながら Sun に都合が悪いことはあまり書かれて いませんので (互換性ないですよ、とはあまり書かれていない)、以下わたしの 印象を書きます。 全体的に言えることは、 - Linux (というより GNU) 独自の機能を使っていたら移行に苦労する - 古来からの UNIX の機能しか使っていないならあまり苦労しないかも ということです。GNU モノの一覧はこちらを。 http://www.linux.or.jp/JM/INDEX/gnu.html 特に Solaris の find・date・grep・tar・make・awk・sed コマンドの機能は、 Linux のそれと比べると貧弱な印象があります。 まぁ Solaris でも GNU モノをインストールすることはできるので、 がんばってプログラムを直すか、Solaris に GNU モノを入れるかという 選択肢はありますけどね。 なお、apache や perl など、Linux にも Solaris にも属さないもの (第三者が開発しているもの) は、基本的に同じ動きをします。 > クーロンはどのように移行できるのでしょうか? 基本機能は同じですが、例えば http://www.linux.or.jp/JM/html/cron/man5/crontab.5.html の name=value という書き方は Solaris ではできません。 0-23/2 というのもダメなはず。 上記 man には ATT や BSD の cron では "1-3,7-9" は拒否されるだろう -- "1-3" または "7,8,9" のいずれかだけしか指定できない。 とありますが、Solaris ではどうだったかなぁ。 Solaris の crontab(1) はこちら。 http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?query=crontab&apropos=0&sektion=0&manpath=SunOS+5.9&format=html > 設定ファイル OS の設定ファイル名や内容は、同じものは同じですが、違うものは 違います (としか言いようがない)。 同じもの: /etc/hosts, /etc/resolv.conf, /etc/nsswitch.conf 違うもの: その他たくさん。Linux の /etc/fstab は、Solaris では /etc/vfstab など。 > スクリプトファイル Linux では sh は bash ですが、Solaris は古来からの sh です。例えば Solaris の sh では export A=B はダメで、 A=B export A としなくてはいけません。このような bash 依存な書き方をしていなければ 少しの修正でいけるかもしれませんが、bash の便利な機能を活用しまくって いるなら苦労するでしょう。 |