UNIX/Linuxの部屋 configureコマンドの使い方

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コマンド configure Makefile 生成スクリプト このエントリーをはてなブックマークに追加

make コマンドは、書き方次第でいろいろなプラットフォームに対応できるが、それでも限界がある。そこで、コンパイルする前に関数やライブラリなどの有無をチェックし、どのような環境でもコンパイルを可能にしようという目的で、autoconf や automake というソフトウェアが作成された。autoconf を使うと、configure という sh スクリプトを作成することができる。これを配布したいパッケージの中に含めておく。

アプリケーションをインストールしたい利用者は、アーカイブを展開して
% ./configure
として configure というスクリプトを実行すればよい。各種システムコールやライブラリなどが揃っているかどうかを自動的にチェックして、適切な Makefile を生成してくれる。その後は
% make
でコンパイル、su して root になり、
# make install
でインストールである。

configure は
% ./configure --enable-hoge
% ./configure --prefix=/foo/bar
などとオプションを指定することができるが、どのようなオプションがあるかはアプリケーションごとに大きく違う。オプションの一覧は
% ./configure --help
で見ることができる。

一般的に、一度 configure を実行した後に配布時の状態に戻したい場合は
% make distclean
とすると実行ファイル・オブジェクトファイル・Makefile などが消去される。