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No. 1889 # 68user 2001/04/10 (火) 22:28:55
>>1888 dio
> 無視できずハンドラの設定不可なシグナルは、
> どのような意味があるのでしょうか?
シグナルをブロックしたプログラムが誤って無限ループしてしまったら
止める術がなくなります。

なので、プロセス側から制御できない SIGKILL や SIGSTOP という
シグナルを飛ばすことで、OS に強制的にプロセスを殺したり、動作を
止めたりするわけです。例をあげると、
    #!/usr/bin/perl
    $SIG{TERM} = sub { print "TERM!\n" }; # kill コマンド対策
    $SIG{INT} = sub { print "INT!\n" }; # Ctrl-C 対策
    while (1){
            printf("%d\n", $i++);
            sleep 1;
    }
というプログラムを実行すると、Ctrl-C や kill プロセス番号 で
終了させることはできません。しかし Ctrl-Z で動作を止めたり、
kill -9 (=kill -KILL) でプロセスを殺すことはできます。

# 実際は他にもシグナルはありますので、kill -HUP などで
# 殺すことが可能ですが、全てプログラム側でブロック可能です。

なお、SIGINT や SIGTERM を受けると、ファイルなどの後始末を
行ってから終了するプログラムは多いです。なので、いきなり
SIGKILL で強制終了させるのはおすすめできません。まず SIGTERM や
SIGINT を試して、それでも死ななければ SIGKILL を使うように
して下さい。

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