アラスカにて(やや長文)



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投稿者: pon @ 157.109.66.* on 98/7/01 12:26:36

ALASKAでは色々珍しい事を体験できました。

その1
アラスカの西の外れ、もうロシアがオーイと呼べば声の届くようなベーリング海峡にセントローレンスという
島が有ります、この島にある調査で可成前ですが訪れました、丁度6月の終わりの頃でした。

此の辺はもう夏だというのにまだ目前の山肌に雪が残り、吹く風も冷たくジャンバーを着ても震える有り様
でした。
先ず驚いたのが飛行場です、ツンドラの上に作るのでコンクリートは使えず、土のみの滑走路で
降りる時土が跳ね上がって翼に当り「バラバラ」と音を立て何事かと驚きました。

そして迎えに来たのが何とぶわぶわのタイヤの三輪オートバイ(ATC)でした、これに荷物のみを積んで
町?に行きました、町とは名ばかり小さなマッチ箱の様な家が、丁度南洋の水上生活者の小屋の
様にひょろひょろした2メーター位の丸太の足の上に載っています、聞いてみると雪が降るとこの高さ迄つもり丁度
良くなるのだそうです。

我々は先ず倉庫の様な目的の事務所に寄りましたが運悪く私はトイレに行きたくなってしまった、この日は
朝早く前夜の宿泊地である○○を出てきたので朝済ましてなかったのです。

仕方なく事務所の人に聞くと「そこのドアーを入ったとこです」、というのでドアーを開けて入ったけど
そこは何も無いだだっ広い8畳ぐらいの部屋でした。

私は不思議に思い戻って再度「此処ですか?」と聞くと「そうですよ」と言って一緒にきてくれ「HERE」と
指を刺して呉れました、何とそこに有ったのは一寸大き目の蓋の付いたビニールの袋付きの紙屑箱でした、、、
良く見ると脇にペーパーも付いていますし、お座りの便座もついています。

サンキューと言って見たもののここで用を足すのかと思うと冷や汗が出てきました。しかし身体の方は
容赦無く要求してくるので、思い切って電光石火の早業で用を足しました、恐らく十数秒か!新記録です。

あとで聞いてみると、此処は全てこのスタイルのトイレで、一杯になると海に持って行き捨ててくるのだそうです。
何と、原始的、何と単純な処理でしょうか、、、、
アラスカの一つの体験でした。−−−続く

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