僕は議論の意図がいまひとつ曖昧であるように感じてならない。
特に「パクリ」を糾弾するかのような意見。（以後便宜上、反対派と呼ぶ）
行動を起こす以上、動機があるはず。反対派の方々はどのような意図を持って議論に臨んでいるのか。また、それに反論する側はなぜそれをおこなうのか。それが明白になってない以上、反対派の意見は重みを持たないし、それに対する反論も意味が無いということになる。

また、いろんな意見が飛び交ってるけど、そもそも「パクリ」とはなんなのか。
みんな口々に「パクリだ」とか「パクリじゃない」とかいってるが、それぞれが持つ「パクリ」の定義は十人十色ではないかと思う。それでは議論の幅が広がりすぎるし、意見にくいちがいが出てきてもおかしくないだろう。このままでは収拾のつかない不毛な作業の繰り返しになりかねない。

そこで、まずはこの議論の場における「パクリ」というものの定義付けが必要ではないかと思う。
どこまでやってしまうと「パクリ」なのか、
「パクリ」と「オマージュ」の違いはなんなのか、
「パクリ」が孕む優位性とはどのようなものか、
「パクリ」とは絶対悪なのか、等々。
これらがはっきりしていれば、現状より一歩進んだディスカッションになると思うのだが、どうだろうか。

もし本気で議論するなら、さらに高い位置での意見が要求されてしかるべきだろう。
本気ではないといわれればそれまでだが、本気でないのなら第三者が軽々しく論じてよいことではないだろう。実際、ミュージシャンの名誉に関わることを公的な場で公表しているのだから。

（まじめに書いてみました。そのためちょっと長くなりすぎました。申し訳有りません。）