ユーロロック紹介(日本編2)全盛期



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投稿者: 虚無僧三郎太 @ tpro2.tky.threewebnet.or.jp on 97/8/09 23:05:06

ユーロロック紹介(日本編)全盛期

 私の記憶が正しければ、80年代の日本ユーロプログレ界に於いて絶大なる影響力を及ぼした一人の男がいた。関西を拠点に活動したその男は、日本独自の文化であるハードプログレという分野を生み出し、アンダーグラウンドながらも精力的に活動していた。特にゲーム開発者の中には彼のファンが多く、いろいろなところでその名を聞くことしばし。
 それでは紹介しよう元Novelaのギタリスト・平山照継!

Novela 「魅惑劇」
 ハードプログレが日本オリジナルとは言われているが、その真偽のほどは定かではない。
 しかし、80年に発売された本作品で、平山はプログレッシブロックとハードロックの融合調和を試みていることは容易に伺い知れる。メロトロンを中心に多大なるキーボード群で織りなすアンサンブルは、まさに圧巻である。
 UKエジソンやディスクユニオン、レコファンなんかでは今でもCDが手にはいると思う。私もそうだったが、最初に本作を聴いたとき、日本語の歌詞がどうも音楽とミスマッチしているような印象を受けると思う。これで拒絶してしまうひとも多いと思うが、何回か聴くと不思議と癖となるミスマッチさなのである。
 Novela解散後、平山は独自のプロジェクト・テルズシンフォニアをスタートさせ、その名の通りシンフォニックロックに傾倒していった。

Gerard 「Gerard」
 Novelaのキーボード・永川敏郎がメインになって活動したGerardは、一般的にはメタルハードロック系のグループとして認識されているようだ。が、1stの本作品はシンフォニック系のロックとして秀逸。80年代の中盤、日本を代表するプログレッシブロックグループだ。

Starless 「銀の翼」
 Gerardと同様、Novelaから派生したバンドで、関西ハードプログレを引き継ぐ正当派。
 キングレコードがニュープログレッシブ専門レーベルとしてスタートさせたネクサスレーベルの記念すべき第1作が、本作「銀の翼」。85年発売。

Outer limits 「A boy playing magical bugle horn」
 80年代の東京プログレシーンを代表するのが、このアウターリミッツ。内容はクラシカルなシンフォニックロック。運が良ければ、アンダーグラウンドからの脱却も可能だったのだが、結局そこまではメジャー化できなかったマニア向けのバンドに留まった。なお、本作は86年の作品。

Kenso 「Kenso �供�
 東京側を代表する二番手は、このKenso。キーボードをメインに、シンフォニックロックを展開するのはアウターリミッツと同じだが、jazzっぽいアンサンブルを取り入れているところに特徴がある。

 次回・日本編3は爛熟期の90年代を紹介します。
 長いこと続けてきたユーロロック紹介も次回で終了します。