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ユーロロック紹介(英国編)part11: others
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投稿者:
虚無僧三郎太 @ tproxy.tky.threewebnet.or.jp on 97/7/26 23:03:28
ユーロロック紹介(英国編)part11: others
Uriah Heep 「Salisbury」
ユーライアヒープというと、ステージ上で感電死したベーシストのみが有名となっているが、プログレファンの間ではなぜかJ.ウェットンが在籍したバンドとして知られている。本作は71年の作品だが、管弦楽隊を大胆にも導入し、なかなか評判が高い。
Wishbone Ash 「Argus」
別にJ.ウェットン・ヒストリーを綴っているわけではないが、UKとASIAの間、彼はこのバンドに在籍してい。しかし、本作はそれより相当前の72年の作品。A.パウエルとT.ターナーのツインリードは絶品。British Rockにおけるツインリードというと、私はThin Lizzyが思い浮かぶが、それよりも先駆けている。不朽の名作との呼び声も高い。
Sky 「Sky2」
Curved AirのF.モンクマンを中心に、クラシックギターの名手J.ウィリアムスが在籍したバンド。Curved Airの思想そのままに、クラシックとロックの融合をめざし、しかもジャズや民族音楽とも混合させているという点で、プログレの本質的作品と言える。
Affinity 「Affinity」
とにかくハモンドの音が聴きたいという人は、これを。ジャケットのKeefは、70年代ヒプノシスと双璧だったコラージュアーティスト。
Kestrel 「Kestrel」
ケストレルの活動は短く、確か本作品しか発表していない。しかし、コレクターの間および音楽評論家と思しき人たちの間では、とんでもなく評価が高い。誰一人としてけなす人がいないというのはむしろ、怖いくらいだ。個人的にはそれほどのモノか?と首をヒネルところもあるが、POPな躍動感はさすがと言うべきモノ。プログレは分類するのは難しいかもしれない。
Mahavishnu Orchestra 「Birds of fire」
J.マフラフリンとJ.ハマーが結成したクロスオーヴァーバンド。後のフュージョンなんかとも通じる所はある。基本はジャズだが、ほとんどロックと言っても良い。
Procol Harum 「Shine on brightly」
いま我が国で1,000人にアンケートをとったら、おそらく999人は知らないと言うプロコルハルム。しかし逆に1,000人のうち999人は聴いたことがあるという「青い影」は、彼らの作品。本作は「青い影」から1年後の作品であるが、プログレバンドとしての彼らは、ここから始まったようだ。プロコルハルムはもう一度評価し直すべき。
まだまだ紹介したいバンドは多いが、一応ここらで英国編を閉じたいと思う。
さて、いよいよトリをつとめるのは、日本編。年代別に3回に分けて紹介したいと思う。
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