長いゴミ



[ このメッセージへの返事 ] [ 返事を書く ] [ home.html ]



投稿者: ふりこ @ *.seikyou.ne.jp on 98/7/17 04:41:02

In Reply to: シベリア鉄道666

posted by キムチ @ *.sfc.keio.ac.jp on 98/7/16 23:53:00

霧の中を走るシベリア鉄道。
うたた寝をしていた主人公は、ガチャン、ガチャンという、奇妙な機械音で
目を覚ます。
不思議そうに辺りを見回す主人公。
何か雰囲気がおかしい。
乗客の顔は、みな一様にこわばっている。
どうやら音は、列車の外から聞こえてくるようだ。
曇りガラスを掌で拭ってみても、霧が濃く、何もわからない。
と、その時、かすかに閃光が見えた。
おや?と思った次の瞬間、突如銃声が響く。
どよめく乗客達。
事態の飲み込めない主人公は、窓を開けようとする。
「やめなされ!」
老人が主人公を制止する。主人公は老人を振り返り、何が起こっているのか
と尋ねる。
しかし、老人は答えようとしない。いや、答えられなかった。
老人の視線は、窓の外に釘付けにされ、大きく見開かれていた。
再び窓を振り返った主人公の目に映ったもの。
それは、武骨な二足歩行の新型兵器が構える、120mmの銃口であった。

AD2015.may 第501機動対戦車中隊 作戦名"FOXHUNT" MISSION COMPLETE