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確かに良くできた脚本だ、「点と線」のごとく全てか一つになる様は
俺的に「偉い！！」の一言。
とにかく情報量が多く、劇中に出てくる俳優の名前は全て暗記しといて
ください。しかもフルネームでね、そーしないとこんがらがるよ。

エド・エクスリー：メガネ
バド・ホワイト：怖い刑事
シド：ダニーデビート
リン：キムベイシンガー
ダドリー：顔が長いオヤジ
ミッキー・コーエン：旧マフィアのボス
ピアス・パチェット：新悪の元締め（劇中ですぐに語られるので、ネタバレでは無い）

この他にも覚える名前はまだまだあります。がんばってね。
（ゴッドファーザー状態です）

主人公は何と３人！！、しかもこれが巧ーくストーリーに絡み合いながら
人間ドラマといい感じに展開して行くんです。
カーティス・ハンソン監督のスキの無い演出は素晴らしいです。

つまり面白い！！・・・・・・・・・・とは言えません、本当に惜しいですが。

この映画のテーマは「正義のかたち」、理想と現実、現実と理想です。
先に来るのが何であるかで、行き先が変わってしまうのです、現実は。
それを中盤まで維持してるのに、後半はただの「犯人当てクイズ物」に
なってしまいました。

特に最後には笑わしてもらいました。前半はあれだけ巧くやってたのに、後半は
もう強引過ぎて、泣けます。
だいたい・・・・おっと、気が付かない人はその方が幸せです。

映画「ブルースカイ」と同じです、前半アカデミーレベル、後半ＴＶレベルな
映画なんですよ、ＬＡは。さらに言えば「映画の臭いがしない映画」なんです。

「お前は何故、刑事になったか？」。
この答えをケビン・スペイシーが言う所まで、完璧！！。
くうううううううううう、惜しすぎる！！！。
でもキム・ベイシンガーって確かもう５０近くでしょう？、信じられない！。
（しかしこの演技で助演女優賞かい！！、質が落ちたな〜アカデミーは・・・）