真・サクラ大戦2第十話前編



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投稿者: 絶対有敵 @ koto.nsu.ac.jp on 98/1/19 14:03:45

太正十五年二月某日某国上空・・・・・・・超弩級空中戦艦『デュラクシール』・・・・

孔明:「帝国華撃団・・・・・・・思ったよりてこずりそうだな・・・・・」
???:「孔明様!わたしめにお任せ願えないでしょうか?」
孔明:「ほう、レオンか。よかろう。」
レオン:「ありがたき幸せ!この『飛燕のレオン』、孔明様の御為、
この身を捧げます!!」
孔明:「頼もしいな。戦力はいくら使っても良いぞ。」
レオン:「では、『ワーグプール』と『レプトス』を六機お貸しください。」
孔明:「なに?シャドウは使わず、何故有人機など。」
レオン:「アルベルトめは帝撃を侮り、命を無駄に致しました。
向こうは数は少ないなれど、歴戦の猛者。ならば、こちらも少数の精鋭を
ぶつけるのがよろしいかと!」
孔明:「ふむ、なるほどな。よし、許可する。」
レオン:「はは!!」

数時間後空中巡洋艦『ワーグプール』・・・・・・・・・・・
レオン:「ここに集いし、孔明様の騎士達よ!我々は孔明様の御為、
帝国華撃団を撃破する!諸君の健闘を祈る!!」
兵士:『孔明様の御為に!!』
レオン:「うむ。良い返事だ。さすがは我が孔明様の御兵よ。
・・・・・・総員、各機に搭乗!行くぞ!」
兵士:「は!」
『飛燕のレオン』は自らの愛機を見た・・・・・
レオン:「力強い中に気品を感じる。我が愛機『ワイバースト』よ、頼むぞ!」
その機体のモノアイ・カメラが鈍く光った・・・・・・・・・

真・サクラ大戦2第十話「孔明の騎士」

同時刻帝都花やしき・・・・・・・・

ガガガガガガガガ・・・・・・・・・・
コクピットでは高杉直那は愛機『グランノヴァ』の整備をしていた

直那:「ここをこうしてっと・・・・・よし、これで右腕回路はOKだな。」
泉:「わかー!!」
直那:「あれ?泉じゃないか!すまないけど、10mmのレンチ持ってきて!」
泉:「あ、はい!それと、『メガ・ハマイチ』の組み立て、もう一時間で完了します!」
直那:「りょうか〜い!」

花やしき第弐格納庫・・・・・・・

大神:「へえ・・・・・これが『フライヤー』か。」
紅蘭:「せや。この上に霊子戦機一機を載せて、2000m上空までも飛ばせるで!」
大神:「いずれ、敵も空中戦を仕掛けてこないとも限らないからな・・・・・・・
!!紅蘭、これは!?」
紅蘭:「へへへ・・・・・大神はん、「コレ」なんだかわかります?」
大神:「う〜ん巨大なバイクみたいだけど、車輪は無いし、後部は霊子核パルスエンジン
みたいだな・・・・・」
紅蘭:「あらら・・・・大神はん、意外に発想力がないな。これはやな、
『フライヤー』の拡大発展機、『メガ・ハマイチ』や!!」
大神:「メ、メガ・ハマイチ?」
紅蘭:「せや、このメガ・ハマイチやな。龍参に使われた霊子核パルスエンジンの
大型機、乙型発動機を積んだ機体でな。さらに先端には大型オーラ・ランチャーを
つけたんや!」
大神:「すごい!それじゃ高機動からの射撃戦ができるということか!」
直那:「そうです。」
紅蘭:「あれ、直那はん、もう終わったんかい?」
直那:「うん。もういつでも出れ・・・・・」

ビー!ビー!!ビー!!

大神:「敵か!」
声:『正体不明機、帝都南西方面上空より侵入、帝国華撃団は第一戦闘配備!!』
直那:「隊長!」
大神:「紅蘭!帝劇のみんなに連絡だ!」
紅蘭:「はいな!!」

数分後・・・・・・花やしき地下作戦室・・・・・・
泉:「敵機は七機、こちらの駿河湾方面から来たようです。」
紫苑:「たった七機!?該当する機体は?」
泉:「照合データにはありません。新型のようです。」
直那:「どちらにしても空中戦か・・・・・苦しくなりそうですね。」
大神:「だが、行くしかない。帝国華撃団出動だ!」

全員:「了解!!」