先輩の手紙・前編(長文)



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投稿者: じぇねらる @ proxy.kcn.or.jp on 97/12/19 17:28:41

大神「お呼びですか?支配人。」

支配人室に入ってきた大神は、顔をしかめた。米田が酒を飲んでいない。

米田「ああ。実は、海軍の友人から手紙を預かってね。」

大神「海軍・・・ですか?」

米田「戦艦の艦長をやっている男なんだが、帝撃設立に少し関わっていてな、優秀な部下から困った手紙を預かったというんだ。」

大神「困った?」

米田「正規のルートでは、査問会もののあぶないやつだ。」

大神「それは凄いですね。それで、何故俺・・・じゃない自分なんです?」

米田は深いため息をつき、手紙を差し出した。

米田「大神さん、あんた宛だ。ここで読んで、処分していってくれ。」

大神「じ、自分宛????」

大神は少しためらい、そして封を開いた。