余談です。



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投稿者: た @ km4-ppp15.kw.netlaputa.or.jp on 97/12/14 03:24:04

In Reply to: Re: 「はいからさんが通る」

posted by えんかいくん零式 @ pppbb8b.pppp.ap.so-net.or.jp on 97/12/14 02:45:12

> 『はいからさん』って大正というより、明治の後期から大正初期のものじゃなかったかなぁ。確か・・・
> 大正の中期には、既にセーラー服が登場しているらしいですから。

えーとですね…。「はいからさんが通る」のラストは関東大震災からちょっと後になります。
紅緒さんは少尉を諦めて、自分の勤めている出版社の編集長と結婚を9月1日に
するはずでしたが地震で駄目になり、その後結局少尉と結ばれます。
同じ作者で明治物というと「ヨコハマ物語」がありますが…

> うーん、ミハイロフ侯爵・・・(謎)

ミハイロフ侯爵は少尉の異父弟です。少尉は日露戦争で遭難して記憶喪失になるのですが、
ミハイロフ侯爵の婚約者に助けられて日本に亡命してくるのです。当のミハイロフ侯爵は
ロシア革命時に皇帝を匿って撃ち殺されちゃってます。
少尉はミハイロフ侯爵として婚約者に愛されてます。だから紅緒さんと結婚できなかったわけです。
しかし関東大震災で婚約者が死亡!それで紅緒さんと晴れて結ばれるわけです。
まあ、「はいからさん」にかんする講釈はこれぐらいにして…

ちなみにセーラー服が出てきたのは大正ですが普通の女学校では昭和10年ぐらいまでは
着物袴の格好でしょう。