師走大戦「大神一郎の苦悩」(長文)



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投稿者: ぴよぴよ @ INS4.tama.dtinet.or.jp on 97/12/08 00:37:01

師走のある日、この日の公演は午前中で終わりだった。
大神「あ〜ぁ、ようやくもぎりから開放されたぁ!」
椿「大神さん、後で事務室に来てくれってかすみさんが言ってましたよぉ」
大神「わかった。後で行くよ」
と、大神はぼんやりと自室へと向かっていった。
大神(それにしても、なんで今日は午前でおしまいなんだ?最終日というわけでもないのに・・・)
そんな事を考えてふらふら歩いていると、向こうからさくらが走ってきた。
大神「やぁ、どうしたんだ?そんなにいそいで・・。」
さくら「何、呑気な事言ってるんですかぁ?大神さんも早く急いで支度しないと!」
大神「・・・?何のことだい?」
さくら「あ、そういえば大神さんはでしたね。」
といって、走り去っていった。
大神「何を言うんだ?さくらくんは。俺のどこをどう間違えたら女になるんだ?」
などと考えていると、向こうから走ってきたすみれとぶつかってしまった。
すみれ「少尉!なにをボサッとしてらっしゃるんですの?あなたも急がないと!」
大神「・・・?」
すみれ「あら、少尉はでしたわね。」
といって、走り去っていった。
大神「どうしたんだろう?なんでみんな急いでるんだ?(それに俺は男だ!(爆))」
と、こんな感じにマリア、アイリス、カンナ、紅蘭とみんな一様に同じようなことを言って走っていった。
大神「みんな、師走だからって走るなよ・・・」
それは違うぞ大神。
大神「それに、俺は男だ!」
そういう問題でもないと思うぞ・・・。
大神「おっと、そういえば事務室に来いって言われてたんだっけ?」
そして、大神は事務室へ向かった。

−事務室−

大神「かすみさん、何のようでしょうか?」
かすみ「あのー、悪いんだけど伝票の整理やってもらえないでしょうか?」
由里「今、歳末で忙しいのよぉ。」
大神(せっかく、午後は休みなのに・・・)「あ、ああ、いいよ。構わないとも。」
かすみ&由里「ありがとうございます。」
かすみ「では、よろしくお願いしますね。」
由里「頑張ってね。」
かすみと由里が事務室を出で行こうとする。
大神「ちょっと待って!君たちはどうするんだい?」
由里「あれ?大神さん知らないんですか?」
大神「何が?」
かすみ「これから、銀座の三越のホールで殿方禁制のダンスパーティーがあるんですよ。」
由里「それに、帝劇の女性全員が招待されたってワケ。」
大神「ああっ、それの準備で急いでたのかぁ!」
かすみ「じゃぁ、頑張って下さいね。」
かすみと由里が事務室を出て行く。
大神「なんで、俺が一人でこれ全部仕上げなきゃならないんだぁっ!(T T)」
もぎりにとっては、雑用としての師走でしたとさ。

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大神「っておい!米田はどうした米田はっ!」
支配人室で酒飲んで寝てらっしゃいますが・・・。
大神「なんで俺だけこういう目に・・・(T T)」