うっかり忘れられた名場面(笑)/長文



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投稿者: VR @ 202.237.42.71 on 97/11/29 12:32:23

In Reply to: Re: すっごーい(^。^)

posted by 天下無敵の無一文 @ ppp101.tokyo.xaxon-net.or.jp on 97/11/28 23:54:19

> 用語辞典まで作るなんて、かなり好きですね、この手の作品。

 本当に意味のない用語集になってしまいました。しかも
創作はほとんど無しで、実話の引用ばかり(^^;;;

> よくもまああれだけアメリカンジョーク(?)が出てくるもんですね。
> かけた時間の分、それ以上の作品になっていると思います。

 アメリカン・ジョークは、意味もなしに固有名詞(マザー・グースなど)や
大衆文化(アップル・パイなど)を連発して、わかりにくく(笑)なっているのも
特徴です。それをマネして、ベーコン・エッグだの、紅玉ポート・ワインなどを
連発しました。
 が、あまりに不親切なので、用語集という形で補う(撹乱する?)
運びとなったわけです。

 本当はこれの半分くらいの予定だったのに、プロットが
いいかげんな為、延びに延びるわ、それなのに描写を入れ
忘れるわ、と散々です(^^;;;。

 とりあえず、「少女から依頼料をもらう」シーンを大忘れ(爆)

===============================

「大変でしたね、今日は……。」

 ある程度片付けも済んで、マリアが息をついた。

「全くだ。晩メシとのデートには振られちまうし……。ま、風邪と
貧乏クジはひき慣れているけどな。」

 この時間じゃ、もうビア・ホールすら開いてない。今日の晩メシは、
明日の朝メシにすり代わる。ってことは、朝メシは昼メシに、またその
昼メシが晩メシになって……人生のローテーションに支障を
きたすんじゃないのか?……これだから、メシを抜くのは嫌なんだ。

「……あの……。」
「ああ、何だい、お嬢さん?」

 肩までに切りそろえられた髪を揺らして、少女は顔を上げた。

「今回の、お礼の事なんですけど、……私……あの後、すぐに逃げだして
来たものですから……。」

 申し訳なさそうに、目を泳がせている。

「……お嬢さん。俺の頭はテープ・レコーダーじゃないが、今日交した
会話の大半は覚えているぜ。お嬢さんはどうだい?」
「えっ?」
「思い出してみな。俺は『依頼を引き受ける』なんて、
一言も言った覚えはない。」
「…………!」
「もう、すぐに格好つけたがるんだから、大神さんは!
……いいのよ、すみれさん。この人、いつもこんな調子だから……。」
「可愛いレディーの前だけさ。」

 俺は少女にウインクをしてみせた。

「どうせ私は魅力ありませんよ!」
「……そんな事ないですわ。だって、大神さん、シャワーを……。」
「ああ、ゴホン!……お嬢さん?」
「あ、はい?」

 少女は素直な表情で、俺の方に向き直った。

「その部分は、君のテープ・レコーダーからカットしといてくれ。
性能が良すぎるってのも、考えもんだな。……君の笑顔は最高だよ。
それだけでもう、依頼料は十分さ。今日は君に会えて、嬉しかった。」
「……本当ですか?」
「もちろんさ。生まれてこのかた、嘘とモチだけはついたことが
ないんでね。カレンダーに丸でも付けておきたいよ。」
「くすっ……。」
「もう、どうにかならないんですか、その軽い口調は?」

 すっかりあきれ顔のマリアから物言いが飛んでくる。

「いつも傍にいる誰かさんが唇を塞いでくれないんでね、
おしゃべりになっちまったのさ。」
「な……!!何言ってるんですか、もう!!」
「あはははは……!」

 笑っている少女から目をそらして、マリアはまた赤くなった。
珍しいことだ。このこともカレンダーに書いておいてやろう。
 
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 …………好きな所に貼ってね!(付録かよ!)

> 無理して全員登場させなかったのも勝因かな?
> 見習おう。

他の方へのレスでも書いているんですが、単に

忘れていた


だけです。用語集の最中に気付きました(笑)

> うーん、暇があったらうちのHPの読者参加企画に何か書いて欲しいなー。(かなり高望み)

 ……私、書き込んでその長さに気付いたとき、
「どこかに投稿モノとして書いた方がよかったかな……」
と思いました(爆)。あまりに長すぎ(^^;;;

 解説がいいかげんだったので、レスで補足させていただきました。
長文になってしまいました。すいません(^^;

 また次回作(頼むから短いやつにしてくれよ、俺。)で
お会いしましょう。