東京・銀座・帝撃学園:用務員 天海編



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投稿者: えんかいくん零式 @ slip202-135-63-68.kw.jp.ibm.net on 97/11/11 03:03:53

ふえぇふぇふぇふぇぇぇふえぇふぇふぇふぇ

ぐらぐらぐら

ぬおおおぉ、きゃ、脚立が倒れる、だ、だれか押さえるのじゃ!
おお、よしよし。おぬし確か脇侍くんとかいったな。感心な生徒じゃ。
ほれ、古くなった蛍光燈じゃ。
なんじゃ、モジモジしよって。返事ぐらいせんか!
ははあん、おぬし恥かしがり屋さんじゃな、ん、そうじゃろ。

ふえぇふぇふぇふぇぇぇふえぇふぇふぇふぇ

ぐらぐらぐら

ぬおおおぉ。
きゃ、脚立が倒れるぅ。
ええい、このひ弱な奴め。しっかり押さえんか!
なに?のけぞって変な笑い方をするからだ?
きっ、きさま!わしに説教する気か!!

ひゃ〜くね〜んは〜や〜いわ〜〜〜

ぐらぐらぐら

ええええぃ、このボロい脚立はなんとかならんのか。まったく。
だいたい教室の蛍光燈など生徒が勝手に取りかえれば良いのじゃ。
いちいち、わしをよ〜ぶ〜な〜〜〜ぁ。

ぐらぐらぐら

ええぇい、しっかりせんか。まったく、ひ弱な奴じゃ。
わしなんぞは、毎朝、乾布摩擦を欠かさないお陰で、この健康的な体じゃ!
見よ、この『せくしーだいなまいつ』なぼでーを!
なんじゃ、こら、そこの女生徒、きゃあきゃあ言いながら何処へ行こうというのじゃ。
ほれ、脇侍くん、きみもこの手拭いで背中をゴシゴシするのじゃ。
なに?手拭いが汚いじゃと?そんなわけないじゃろ。洗濯してまだ一週間しか経っとらんのに・・・
ときどき、わしが鼻をかむくらいにしか使っとらんのでキレイな物じゃ。
そーれ、背中を摩擦、摩擦、摩擦、摩擦、摩擦、摩擦

脇侍くん 「マッサツ、マッサツ、マッサツ、マッサツ、マッサツ」

ぬはははははは。やれば出来るでわないかぁ。

しかし、女生徒が一人もおらんようになったな。
どういうわけか、この学園の女生徒はわしに話し掛けもせんからなぁ。
む?なになに?額に赤い目玉の付いた用務員に話し掛けたがる生徒はあんまりいないだろう、じゃと。
うーむ、よく考えたら、男子生徒にも話し掛けられたことがないわぁ。

ふぇ〜ふぇふぇふぇぇぇぇぇ

えぇぇい、きさままで一緒になって笑うな!!

いつまでも、こんなことをしておっては仕事が終わらんわ!
ほれ、新しい蛍光燈を渡すのじゃ。何をキョロキョロしておる。
足元に置いてあるじゃろ。なんという鈍臭いやつじゃ。見ておるだけで笑いが止まらんな。
ふぇ〜ふぇふぇふぇ〜〜〜ふぇふえふえ・・・笛?
むむ?うーむ、それはアルトリコーダーとも呼ぶなぁ・・・

ち〜が〜う〜わ〜〜〜〜!!

こんのボケナスがぁぁぁぁ
どーこから、そんなものを出したのじゃ、まったく・・・
ボケはいいから、早く蛍光燈を渡すのじゃ。
まったく、このグズ!ノロマ!ボケ!
な、なんじゃ、その反抗的な目つきは!このわしに逆らうつもりか!!

せ〜んね〜んは〜や〜い〜〜

ぎいいいいいいいいいいいぃぃぃぃ

う、うがあぁぁ、た、倒れるぅぅぅぅぅぅ

ばたん!!


ぴゅーーーーーーーーーーぅ

のおおおおぉ、頭から、血が、血がぁぁぁぁぁぁぁ・・・・
こ、このままでは死ぬ、死んでしまう〜〜〜!
このような場合は、あ、あやつじゃ、あやつを呼ぶしかない。
あやつの反魂の術さえあれば、復活できるのじゃぁぁぁ
脇侍くん、早く叉丹先生を呼びつけるのじゃぁ。

ん?なぬ?叉丹先生を知らんじゃと!
こ、この、うつけ者がぁぁぁぁ!!うつけ・・・
そ、そ、

それはお漬物じゃぁぁぁぁぁ!!!

な〜〜んで、学生服のポケットにそんな物をもっておるのじゃ!
ギャグやっとるばあいかぁぁぁぁぁ!!

叉丹先生といえば、いつも校門のアーチの上で、登校する生徒を見下ろしてヌハヌハ笑っている、あの、おちゃめな男しか居らんでわないかぁ。
そう、そうじゃ、ロン毛に下駄を履いた、やけにセリフのくどいアイツしかおらんわぁぁぁ。

ゆけぇぇぇ、早くゆくのじゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

ぴゅーーーーーーーーーーぅ

のおおおおぉ、また頭から、血が、血がぁぁぁぁぁぁぁ・・・・