東京・銀座・帝撃学園:ジャンポール編



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投稿者: えんかいくん零式 @ pppbba7.pppp.ap.so-net.or.jp on 97/10/27 01:03:44

ジャンポールは魔法の国からやってきた妖精。
でも、ジャンポールは人間界ではクマのぬいぐるみの姿をしているんだ。
アイリスちゃんを一人前の魔法少女に育てて、人間界にしあわせをもたらすこと、
それがジャンポールの使命なんだ!

え?そんな設定書いてて恥ずかしくないのかって?
そんなこと聞いちゃいや〜〜〜ん。


アイリス  「本当に、そのラブレターをあやめ先生に渡すの!?」

ジャンポール 「う、うん。今日こそ勇気を持って渡すんだ!」

アイリス  「でも、突然クマのぬいぐるみにラブレター渡されたら、
       さすがのあやめ先生もビックリするよねぇ」

ジャンポール 「や、やっぱり・・・・やっぱりそうかなぁ・・・・」

アイリス  「よし!アイリスがなんとかしてあげる!!」

ジャンポール 「ええ!?」

きゅるぴらるん  ← 魔法のステッキを取り出す音

アイリス  「アイリス・マイルス・ルレルリラ・・・・えい!!」

どんよよよぉぉん

ジャンポール 「がお!がるるるる?がるぅ!!?」

アイリス  「ほら!『クマのぬいぐるみ』から、普通の『クマさん』になったでしょ!」

ジャンポール 「がおぉ!がうう!!」

アイリス  「え?こんな時、普通は人間にするんじゃないのかって?
       やだぁ、そんなむずかしい魔法アイリスまだ知らな〜〜い!!」


   ☆   ★   ☆   ★


たっ、たっ、たっ

カンナ  「やばいやばい。早くしないと食堂が閉まっちまう」

たっ、たっ、たっ、たっ、たっ  どすん

ジャンポール 「がお!?」

カンナ  「うわぁ。ク、クマが!!・・・まさか・・・まさか・・・」

ジャンポール 「がる?」

カンナ  「まさか、こんなに早く『熊殺し』に挑戦できるなんて・・・ラッキーだぜ!」

ジャンポール 「がるるるるぅぅぅ(いやだぁぁぁぁ!!)」

ダダダダダダダァ

アイリス 「ああ、待って〜〜!」

スタタタタタタタ

カンナ  「待ちやがれ〜〜!!」


   ☆   ★   ☆   ★


カンナ  「へへへ、このトイレに逃げ込んだのは間違いない・・・

      ここか!!」

バタン

カンナ  「うーん、からっぽだ。じゃあ次は・・・・」


アイリス 「(大変!どうしよう、ジャンポール)」

ジャンポール 「(がうがう)」

アイリス 「(あ!こ、これは・・・)」


カンナ  「よ〜し、次はここだ!!」

バン!

アイリス 「イリス・シャルダン!

ぷしゅうううううぅ

カンナ  「げーほげほ、げーほげほ

      キ、キンモクセイの香りがぁぁぁぁ

      ぐえぇぇほげほ、ぐえぇぇっほげほ

      だれだ〜〜、トイレの芳香剤をぶちまけるのは!!」

しーん

カンナ  「あれ?・・・誰もいない・・・」


   ☆   ★   ☆   ★


ジャンポール 「ぜいぜいぜいぜい」

アイリス 「はっはっはっ・・・ああ、あぶなかった」

ジャンポール 「がるる、がるううぅ」

アイリス 「え?早く元に戻せって?やだぁ、ジャンポールったら・・・

      そんな魔法まだ覚えてないってばぁ」

ジャンポール 「がうがう!!」

バタン

米田校長 「だれでい、校長室の前で騒いでいるのは・・・げっ

      ク、クマ!!な、なんで学校にクマがいるんだ!?」

アイリス 「あれ、校長先生」

ばたん

米田校長 「(こ、ここは死んだふりだ)」

アイリス 「あれれ、倒れちゃった・・・死んじゃったのかなぁ?」

ジャンポール 「がるる?」

アイリス 「つんつん」

ジャンポール 「ぺろぺろぺろ」

米田校長 「(・・・)」

アイリス 「こちょこちょ」

ジャンポール 「ぺ〜〜ろぺろ」

米田校長 「(う、うくくく)」

アイリス 「こちょこちょこちょ」

ジャンポール 「ぺ〜〜ろぺろぺろぺろ」

米田校長 「(も、も、もうたまらん)」

ひくひく

アイリス 「あ、動いた!ねえ、ジャンポール、もっとなめてみて」

ジャンポール 「ぺ〜〜ろぺろぺろ、ぺ〜〜ろぺろぺろ」

米田校長 「に」

アイリス 「に?」

米田校長 「にん」

アイリス 「にん?」

米田校長 「人間をなめるなよおぉぉぉぉぉぉ!!


ジャンポール 「がるるるるるうぅぅぅ(ダジャレで終わるなぁぁぁぁ!!)」