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投稿者:
えんかいくん『暴走モード』零式 @ pppbb9c.pppp.ap.so-net.or.jp on 97/10/25 23:09:42
In Reply to: うっき〜〜〜むぎゅう
posted by えんかいくん零式 @ pppbb96.pppp.ap.so-net.or.jp on 97/10/23 00:09:14
さくら先生 「はい。みなさ〜ん。座席についたら騒がないでねぇ」
生徒全員 「はーーーい!」
さくら先生 「遠足のしおりの注意を守って、窓から手や足や触手を出さないようにねぇ」
生徒全員 「はい、は〜〜い!」
生徒A 「さくら先生、大変です。Z君がチロルチョコの食べ過ぎで気分が悪くなってま〜す」
さくら先生 「あらあら、はやく、背中をさすってあげなさい」
生徒B 「センセー。Z君の背中がどこか分かりませ〜ん」
さくら先生 「Z君はチロル星人だから、吸盤が付いてるのが・・・そうそう、そこが背中よ」
生徒Z 「うう、ぎぼぢわるい」
紅蘭先生 「ああ、駄目や駄目や、お腹の触手に触ったらあかん。
チロル星人はそこを触られると、ますます気持ち悪くなるんや」
生徒C 「げへへ、じゃあもっと触っちゃおぉぉっと」
さくら先生と生徒達。今日は遠足である。
観光宇宙船『翔鯨丸3号』で、アルファケンタウリの紅葉を見て廻るという、
定番、日帰りコースであった。
生徒アイリス 「さくら先生!ジャンポールも苦しがってるの!」
さくら先生 「まさか、クマのぬいぐるみが・・・って・・・あら、本当に」
紅蘭先生 「ほほぉ、これまた珍しい。テディベア星人の脱皮やな。
安心してええで。脱皮が終れば、ひとまわり大きくなって、すぐ元気になるはずや」
アイリス 「わーい、わーい」
さくら先生 「(ううぅ、なんだか気持ちの悪いものを見てしまった・・・)」
ガヤガヤガヤ ワイワイ
ワイワイ ガヤガヤガヤ
大神先生 「やあ、なんだかここは賑やかだなあ」
すみれ先生 「まったく・・・やけに騒がしいと思えば、やっぱりこのクラスだったのね」
さくら先生 「あーら、うちの生徒は元気がいい だ・け・で・す!
だいたい、遠足に行くのに、わざわざ西陣織の宇宙服を着てくるなんて、
そんなセンスの無い人にいわれたくないですよ〜〜だ!」
すみれ先生 「あぁぁら、この美意識が分からないなんて・・・これだから田舎の方は」
さくら先生 「また私を田舎者扱いにして!ゆるせない!!」
チャキ
生徒A 「げげっ、ライトセーバー・アラタカだぁ!」
チャカ
生徒B 「しぇー、ライトナギナタがでたぁ!!」
生徒C 「今回は逃げ場ナシ」
生徒A 「落ち着いて状況見てる場合かああぁ!」
生徒B 「い、今のうちに宇宙服着込んで・・・っと」
生徒C 「げへへ、キミは頭が2つもあるから大変だねぇ」
生徒B 「いやあ、口と鼻が背中にある君ほどじゃあないよ」
生徒A 「だからギャグやっとる場合かああああああぁ!!!」
大神先生 「い、いかん。このままでは、生徒達が・・・・って、あれ、
Z君、キミひとりで落ち着いて窓の外見てるけど・・・どうしたの?」
生徒Z 「窓の外、アルファケンタウリの紅葉がキレイなんです」
大神先生 「?」
生徒Z 「手を伸ばせば取れるかなぁ」
ガラガラ
大神先生 「ぎゃあああ。宇宙船の窓を開けるなぁぁぁ!!」
ぴゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ
さくら先生 「ああ、大神さんが!」
すみれ先生 「大神先生が・・・・星になってしまいましたわ・・・」
さくら先生 「うううぅ、私たちがバカなことをやってたばっかりに・・・」
すみれ先生 「・・・・・・・」
紅蘭先生 「2人とも安心してええで。こんなこともあろうかと、
大神先生の遺伝子と記憶のバックアップはバッチリや!」
さくら先生 「そ、それじゃあ」
紅蘭先生 「電子レンジで一分半、ちょちょいのちょ〜いで、大神先生復活や!」
すみれ先生 「これで一安心ですわ」
紅蘭先生 「よっしゃ、うちにまかしとき!
ケンカにならんように、仲良くひとり一個づつやからな」
さくら&すみれ先生 「はーい!」
こうして遠足は平和に続くのであった。
めでたし、めでたし。
・・・・ ← 文句を言いたいが宇宙空間なので喋れない大神先生
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