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投稿者:
えんかいくん零式 @ pppbb9b.pppp.ap.so-net.or.jp on 97/10/17 02:36:47
米田校長 「なに〜。大神とさくらが行方不明だと!」
あやめ先生「ええ、3日前に旧校舎の掃除を2人に頼んだんですが、その後、2人とも音信不通なんです」
米田校長 「旧校舎・・・ひょっとして、開かずの間に・・・」
あやめ先生「ええぇ!そ、そんな、まさか・・・」
☆ ☆ ☆ ☆
さくら「ふう。・・・大神さん、ひと休みしませんか?」
大神 「そうだね。しかし、大きな部屋だねぇ。もう3日間ほど掃除してるような気がするよ」
さくら「大神さんったら、そんなに大きな部屋があるわけないじゃないですか」
大神 「それもそうだな。あははははは」
さくら「そうですよ、大神さん。うふふふふ」
☆ ☆ ☆ ☆
マリア 「ねえ、紅蘭、何か見えたかしら?」
紅蘭 「すんごいでぇ、この部屋!ここから見ると部屋の向こうに地平線が見えるで」
マリア 「・・・・・・・・」
カンナ 「それよりも、これ見てくれよ!こんな所に白骨死体が!」
アイリス「学生服着てるから、昔、ここに迷い込んだ生徒かな?」
マリア 「さあ、さくらと大神隊長を早く探さないと!」
紅蘭 「それがマリアはん、マズイことに、この部屋の中ではコンパスが効かんのや!」
マリア 「ちょっと待って!それじゃあ、捜索隊の私たちまで遭難してしまう・・・」
カンナ 「へへへ、まかせときなって!そんなこともあろうかと、ここへ来る途中、
昼飯のパンを少しづつ落しながら来たんだよ!」
アイリス「カンナ、頭いい!これで帰り道もバッチリだね!」
チュウ、チュウ
紅蘭 「何や、今の『ちゅうちゅう』って音は?」
チュウ、チュウ、チュウ、チュウ、チュウ、チュウ
チュウ、チュウ、チュウ、チュウ、チュウ、チュウ
チュウ、チュウ、チュウ、チュウ、チュウ、チュウ
アイリス「ね、ねずみさんがい〜〜ぱいいるよぉ!パン食べてる!!」
紅蘭 「こらあかん。やっぱり、うちらも遭難や」
カンナ 「そうなんですか」
アイリス「きゃはは。今のシャレ?」
紅蘭 「あははははは、ベタベタやな」
カンナ 「でも、面白かったろ?あ〜はははははははははは」
マリア 「・・・・あんたたち・・・状況分かってるの?・・・・・」
☆ ☆ ☆ ☆
さくら「ほら、いっぱい掃除したせいで、私のモップなんて真っ黒コゲなんですよ」
大神 「ホントだ、火が出てるね。でも、僕のモップなんて、擦り切れ過ぎて、もう、柄しか残ってないんだ」
さくら「あら、ほんとだ、スゴイですね」
☆ ☆ ☆ ☆
ババババババババババババババババ
すみれ「お〜がみさ〜ん、さ〜く〜ら〜さ〜〜ん」
操縦士「そろそろ、引き返さないとヘリの燃料が・・・」
すみれ「きゃあ、け、蛍光燈が!」
操縦士「お〜〜っとっと、あぶないあぶない、何せ、部屋の中を飛ぶのは始めてなもので」
すみれ「しっかりして下さいな。・・・しっかし、まあ、大きな部屋ですこと・・・」
バシュ
ババババババババババババババババッ
ヒュンヒュンヒュンヒュヒュヒュヒュヒュー
すみれ「きゃあああああ、な、何ごとですの!」
操縦士「ヘ、ヘリがクモの巣に!」
すみれ「そ、そんな馬鹿な!どこの世界にヘリコプターを捕まえるようなクモが居るというの!」
操縦士「あそこに」
すみれ「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああ」
☆ ☆ ☆ ☆
大神 「さて、そろそろ、掃除の続きを始めようか」
さくら「そうですね」
大神 「じゃあ、さくらくん、僕の後についてくるんだよ」
さくら「はい。大神さん!」
タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ
タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ
タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ
タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ
タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ
タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ
タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ
タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ
タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ

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