花組公演のご報告(とても長文&ネタバレに注意)



[ このメッセージへの返事 ] [ 返事を書く ] [ home.html ]



投稿者: 煙とパイプ亭のキタラ弾き @ h069.p096.iij4u.or.jp on 97/7/24 02:36:01

それではお約束通り、先日行ってきた花組最終公演のご報告を。

ネタバレ改行





開幕前(30分前)
 椿譲の公演アナウンスにて始まり、広井王子様がJACの方々と共に舞台の裏方
 さんの格好にて登場。”檄!帝国華撃団”の振り付けを指示

開幕
 花組のメンバー6人が戦闘服スタイルで凛々しく登場。曲はもちろん”檄!帝国
 華撃団”

序盤
 新人のサクラが次回公演”愛ゆえに”の主役というのが気に食わないすみれが
 「次回は私降ろさせて頂きます」と出ていったのを皮切りに、みんなの気持ちが
 バラバラになっていくところから始まります。

中盤
 それぞれ個人個人の気持ちや葛藤を表しながらの各自持ち歌

 アイリス
  すみれが出て行き落ち込むサクラを気に掛けながら、「そりゃあさくらって
 演技はこんなんだし(といって手足をジタバタ)、セリフは間違うし、よく転ぶ
 し・・・しばし沈黙・・・(首をかしげながら)これってやっぱりヘタクソ?」
 とか、
  「でも、でも、でもさくらはいつでも一生懸命だし、一生懸命だし、一生懸命
 だし・・・またしばし沈黙・・・と、とにかく」とか (全然フォローになって
 ないぞアイリス ^_^;)

 カンナ&すみれ
  「帝劇のトッ  プスター(何故かトの後に間がある)であるこの私が主演で
 ない公演なんてまるで羽のない蝶」というすみれに対して「そりゃ単なるイモム
 シだぞ」と突っ込むカンナ、
  また「前回私が主演だった”愛はダイヤは”良かったわね」というのに対して
 「アタイも主演だったろうが」と突っ込むカンナだが聞いちゃいないすみれはど
 んどん自分の世界に入り込み、「やはり帝劇の主役はこの私でないと・・そうで
 すわよねー1F席のみなさーん。・・・2F席のみなさーん」とアピールする始
 末でした。
  歌では”愛はダイヤ”の出だしの所で「・・・くださいな〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ・・・まだ続く・・・〜〜〜〜〜〜〜〜〜」と指揮の田中公平さんが廻し続け、
 息も絶え絶えの2人が「殺す気かー」と叫ぶシーンも

  さくら、紅蘭、マリア、あやめさんのパートではそれぞれの気持ちがうまく
 演出されていてそれぞれの歌も素敵でした。
  あやめさんは舞台の上での軍服からセクシーなドレス姿への変身(あやめから
 殺女へ)と、さくらの歌に合わせての桜吹雪、紅蘭の銀座のショーウィンドのマ
 ネキンと踊りながらの歌、お酒を飲み昔を思い出しながらせつなく歌うマリア、
 どれもとっても良かったです。

 カンナ
  外のめし屋でどんぶり飯を食っていたカンナ(はまりすぎ)が酔っ払いの喧嘩
 に巻き込まれ、止めようとしたらそのなかの1人に「うるせぇチビ」と罵られる
 (田中真弓さんは確か160cm無かったはず、ちなみに1番背が高かったのは
 アイリス役の西原さん ^_^;)
  そこでカンナが「チビだとー」、「ババアだとー」とアドリブ?を入れてまし
 た。(JACの皆さんは”ババア”は言っていないと手と首をプルプルと振る)
 そして「イマジネーションの足りない奴等だぜ。見える人にはアタイの姿がちゃ
 ーんと2m(正確には197cm)に見えている。そうだよなーみんな」と客席
 に同意を求めていました。
  その後の立ち回りでも、みんなを伸した後に「打ち合わせ通りだぜJACの皆
 さん」とか、みんなで”灼熱ブギ”を歌い「それじゃあみんな仲良くやるんだぜ」
 と立ち去った後に、めし屋の主人が「あっお客さん!お勘定!!」と叫ぶお約束
 のシーンは最高でした。

 すみれ
  何故かガード下のやきとり屋から出てきて「やはりやきとりは塩にかぎります
 わね」とのこと(何か庶民じみているお嬢様 ^_^;)
  そして歌い終わった後(歌ももちろん良かったです)にチンピラの連中が帝劇
 の立て看板を見ながら帝劇を汚く罵り、次回公演の告知広告を破り捨てたのに怒
 ったすみれが立ち向かう。しかし取り囲まれジワジワと詰め寄られるところにさ
 くら登場。
  2人して近くの棒を手に取り(さすがに普段は武器を持ち歩いてはいないよう
 だ)すみれが「神崎風塵流・胡蝶の舞」(何故か連中はすみれを取り囲んでいる)
 とやれば、さくらも負けじと「破邪剣征・桜花放神」(これまた何故か連中は直
 線上に並んでいる ^_^;)と善戦するが多勢に無勢とうとう2人とも刃物を手に
 した連中に取り押さえられてしまう。
  しかしそこへマリアが空に銃を射ち颯爽と登場。さらに武器を手に襲い掛かる
 輩の獲物を次の瞬間には打ち落とし、「飛び道具とは卑怯だぞ」と言う連中に対
 して「女相手に刃物を持って立ち向かう方が卑怯じゃなくって」と切り返す。
 (マリア様かっこ良すぎます)
  そして連中が逃げ去った後みんなが集まりだし、みんなの気持ちが1つになっ
 ていくあたり、ハラハラ・ドキドキさせられながらも最後はホッとする場面でし
 た。
  その後にすみれが「さあ、こうしちゃいられませんわ。早速帰ってお稽古を始
 めませんと」と階段を上って行くが、カンナが「さあ、みんな練習場はこっちだ
 ぜ」と反対方向に他のみんなと一緒に消えて行く。1人残されたすみれは「みな
 さんお待ちになってー」と慌てて降りてくるが、客席を見ながらしずしずと歩き
 出し「あらいやだわ、おっほほほほほ」とこれまたお約束のシーン。
  この舞台ではカンナとすみれはすっかりギャグメーカーでした(あっ、舞台に
 限ったことじゃあないな ^_^;)

  あと大神のシーンもちゃんとありましたよ。東京に帰る列車のシーンで歌はな
 く、ドラマCDの曲がかかっているだけでしたが

終盤
 無事に上演されている”愛ゆえに”の公演と、その横であやめさんと、帰ってき
 た大神がその様子を見守っているといった場面

閉幕
 最後はやはり”花咲く乙女”で巻くが閉じました

アンコール(3回もやって頂けた)&オマケ
  アンコールでは総帥、田中公平さん、演出の永島直樹さん、花組の面々のあい
 さつがあり、その中で総帥は1人1人と抱き合ってました(但し男とは短い握手
 のみ ^_^;)。特に高野さんとはヒシと長く抱き合っていたら、横山さんから
 「ちょっと、長い長い」と突っ込まれていました。
  それから舞台と会場にいる全員で”檄!帝国華撃団”の合唱(もちろん振り付
 き)、さらにカーテンコールへと続き、最後に横山さんが是非次回もやりたいで
 すねとの問いかけに総帥や公平さんはOKとうなづいておられましたので次回公
 演も確定です(次は全国公演かな?)

 といったやんややんやの大盛況の内容でした。だらだらとやたらと長いだけの文
 になってしまい(しかも細かいところは合っているかどうか自信がない)、申し
 訳ございませんでした m(__)m

 最後になりましたが出演者及びスタッフの皆様にこの場を借りて、本当にお疲れ
 さまでした。そしてありがとうと言いたいです。次回の公演も今から楽しみです。
  (;_;)/~