こんばんは。ここしばらくこの掲示板にやたら出入りしているGO!です。
さて、ご質問の方ですがPowerVRやVooDooはPCIと呼ばれている汎用の拡張コネクタに取り付けます。
簡単に言ってしまいますとパソコン内部には部品を追加できるようにコネクタがあってそれに取り付ける
訳です。ただ、これがＰＣＩであればなんでもいいといった訳ではなく、いくつか注意することがあります。
まずＰＣＩの規格ですが、少し前のマザーボードだとＰＣＩ２．０準拠といったものもあります。最新のもの
は２．１準拠なのでそちらを買いましょう。と、いっても今では標準なので心配いらないでしょう。ちなみに
ＰＣＩとは周辺機器を結ぶ、データのやり取りやコネクタの形状などを定めた規格です。
それよりも問題なのはチップセットと呼ばれる部品です。これは、パソコンの頭脳であるＣＰＵとメモリー
やハードディスク、画面への出力などのやり取りをしている、いわばＣＰＵの世話役のような働きをしてい
ます。ここでも強いのはやっぱりインテルで、いろいろ制限があっても総合力では最強かもしれません。
いまペンティアム系のパソコンに使われているのは４３０ＴＸと呼ばれるチップセットで通称ＴｒｉｔｏｎＴＸです。
また、ペンティアム２用には４４０ＬＸが登場しました。
ＰｏｗｅｒＶＲなどを使用する際になぜ僕がインテルを勧めるかというと、ＰＣＩの性能が高いからです。
ＰｏｗｅｒＶＲはＰＣＩ経由でＣＰＵから送られてきたデータをもとに３次元画像を生成し、さらにその画像データ
をＰＣＩ経由で画面を出力する部品に送るのでＰＣＩにものすごく負担がかかるのです。よって、互換メーカの
チップセットでＰＣＩが弱いとＰｏｗｅｒＶＲの性能は全然発揮できないのです。僕も互換チップメーカの最新の
マザーボードを購入しましたが、ＰＣＩがあまりに遅くＰｏｗｅｒＶＲは使いものになりません。
パソコンを始められて間もないように見うけられますが、そうすると購入を考えられているマシンはメーカー製
になりますか？でしたらペンティアム系でしたら４３０ＴＸ搭載で、MMX Pentium 200MHz 以上のものを購入さ
れた方が無難です。PentiumIIは早いですが高いです。一応４４０ＬＸを積んだものにしておくと後が楽かもしれ
ませんが行く末はよく見えません。PentiumIIに関してはもうすぐ新しいのが出ます。でも売れているようです。
ＣＰＵの性能に関してはコストパフォーマンスの問題も大きいので簡単にまとめるのは難しいです。あと、メーカー
製のパソコンはたいていメモリを３２ＭＢぐらい搭載していますが、ゲームをやるなら６４ＭＢあった方がいいです。
最後に、ゲーマーとしてパソコンをいじりだすときりがありません。そこで、どうせ買うのならタワー型で、使用し
ているマザーボードが業界標準のATまたはATXという規格のもの購入された方が絶対お特です。タワー型だと
追加の部品の内蔵が楽ですし、標準型のマザーであれば古くなったらそれだけ交換できます。ちなみにATXの
方が新しい規格で電源を自動で落としたりすることができますがATとは互換性がありません。またはパソコンに
詳しい人に聞いて自作またはショップブランドを購入するのも手かもしれません。