一言で言うと、RevolutionのD3D性能は低すぎます。 ビジュアル
クオリティーについても速度についてもです。

例えば、X DEMOを例に挙げれば、速度は640×480ドットでもたった
16fps。 同じ設定ならPVR PX2は倍以上の速度が余裕で出ますし、
VooDooなら三倍以上の速度が出るそうです。 ちなみに画質は
落ちますが(サポート機能が少ないので)、Mystique 220ですら
50fpsは出ます。

更に画質ですが、Alpha Blendingが大変醜いです。 X DEMOも
そうですが、D3D対応であるVC2で見てみると、全く半透明になって
いない事が解ります。 VC2も遅すぎて全くゲームになりません。

カタログスペックではD3D機能を全てサポートと書いてありますが、
実際にZiff Davis社の3D WinBench98の3D Quality Testで見ると
大してサポートしていない事も解ります。 一応Bilinear Filteringは
サポートしています。

価格は4MB版でも8MB版のMillennium IIと同じくらい高い癖に、
性能は低すぎます。 これならMillennium IIとVooDooを買う方が
コストパフォーマンス的には良いです。

特にゲームには向いていません。 V.Oでローレゾに設定しても
きちんとローレゾになりません。 これは640×480ドット以下の
解像度をサポートしていないからです。

画質に関しても、悪くはないですが特に良いという訳でも
ありません。

米国PC Magazine誌上ではEditors Choiceになっていましたが、
こんなカードを推薦するなんてPC Magazineの記者は何を考えて
いるのやら。 確かに同社の3D WinBench98では数値上は結構
良い値(それでもVooDooの半分だが)を出しますが、実用上と
なると使い物にならないという事を解っていないのでしょうか？