メンテナンスの問題で、家庭用ハードに出すには、かなり無理があるのではな
いでしょうか。
「ハードディスクを接続中は、必ず一定の手続きをして電源を落としてくださ
い。リセットや起動中のＣＤオープンをした場合、ハードディスク内の情報内
容が破損する場合があります。」
と、こういう注意書きをしなくてはならなくなるし、実際に全てのユーザーに
これを厳守させるのは、不可能です。

多分、現時点で、「タイトル画面に戻って、Ａボタンを押しながらリセットし、
マルチプレイヤー画面になったら、ＣＤの回転が止まったのを確認してから、
蓋を開けてＣＤを取り出す」という手順を踏んでゲームを終了させている人は
ごくわずかでしょう。

また、価格設定もかなり難しく、ＨＤのように進化のサイクルの早い製品は、
半年もすると値段と中身のバランスが取り難くなります。

サターン用モデムが良い例ですね。ＰＣ用は33600bpsのモデムが１万円以下で
手に入りますが、なかなかモデルチェンジをする事が出来ない家庭用ゲーム機
の周辺機器は、そうもいかないでしょう。

現時点でＰＣでは、数ギガバイトクラスのＨＤが主流だと思いますが、ＣＤで
起動させるＳＳに、この位の容量が必要かというとそうでもないです。プログ
ラムを格納させる必要がないから、せいぜいＣＤのテンポラリ程度に使えれば
良いわけです。２００ＭＢあれば、十分です。

かといって少ない容量のものが今生産されているかというと、されていないの
が現状でしょう。ＰＣカード用にありますが、値段があまりお手頃じゃありま
せんつまり、ＳＳに値段も容量もぴったりのＨＤは、無いのではないでしょう
か。

でも、一番の要因は、「ほとんどのＳＳユーザーがＨＤを必要としていない」
ってことで、要らないもの（＝売れないもの）は出す必要が無いって事です。
よって、試作はされても、実際に販売される事はないでしょうね。

• Re:なるほど。(TO) - 狡々 97/12/03 22:26:59