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投稿者:
hiv @ ntk223du09.tk2.mesh.ad.jp on 98/3/15 02:23:58
名物にうまいものなしといいます。
自分の経験でいうと、名物は不味くはありません。
しかし、取り立ててうまいかというと、そうでもないでしょう。
最近、名物でも何でもないのに、クッキーやソフトケーキに無理矢理地名をつけて
売っている土産物をよく見かけます。
それはまあまあおいしくて、もらえば結構うれしいのです。
ですが、それは名物ではありません。
ただ美味しいだけのです。
美味しければそれで良いのか?
結構良いのかもしれない。
そうだ、うまければそれで良いのだ。
といった思考を踏んでいるのかいないのか、私にはわかるわけもありませんが、
新大阪駅のお土産物コーナーにはチーズケーキが売っています。
とても美味しいのだそうです。
私も買ってみました。
そのすぐ近くには、パイ屋もあるのです。
アップル、チェリー、パンプキンと3種類並んでいます。
一皿(直径15センチくらい)680円という価格は、なにやら胡散臭い。
ですが、そういう物を見ると、やはり買わずにはいられませんね。
無難にアップルパイを購入し、私は新幹線に乗り込みました。
車内で早速アップルパイを食べ始めた私は思わず叫びました。
「うめぇーよ、ちくしょうっ!」
周囲から笑いがもれます。
それは私の本心だったからでしょう。
ちなみに美味しいと評判のチーズケーキも食べてみました。
なるほど美味しいのです。
しかしながら、「期待」というやつはいつも「現実」の上をいっている物らしく、
アップルパイほどの感動を与えることはできません。
それはどうやら、本質的にどちらが旨いということではないようです。
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