（ちょっとハードですので食事中の人は読まないほうが）

やっぱり私が小学生のころ、一人の生徒が、田舎から送られてきたとかで、
段ボールいっぱいのカブトムシを持ってきてくれたんです。
クラスの生徒たちでこのたくさんのカブトムシを分け合い、私も一匹を家で育てていました。

さて、あまりに多かったこれらのカブトムシ。とうぜん１０匹ちかくが余ってしまいました。
しかし、クラスのみんなは自分の分だけもらうと、このベランダにおかれた段ボールのなかの
カブトムシ達のことはすっかり忘れ去ってしまいました。
何人かの生徒は、「あれどうするの？」と言いましたが、みんな「さあ・・・」と言っていました。

大体一ヶ月後、友人がにやにやしながら「おい、よすけ（仮名）あのベランダの段ボールの中見てみろよ」
というのでそういやカブトムシたちはどうなったんだろ？と思い「うん、いいよ」と言って私はベランダに行き、
その段ボールを開けました。その中身は・・・
















そう、その中身とは数々のカブトムシの死骸と
それにたかった無数のウジ虫、
さらに蠅が飛び交っていたのです。
その段ボールという小宇宙の中に繰り広げられるすさまじい光景と、異臭により、
私はすっかりまいってしまいました。
翌日、別の友人に「おいあの段ボールの中みてみろよ」と言ったのは言うまでもありません。