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投稿者: Mui @ 38.gate17.tokyo.att.ne.jp on 98/3/05 00:26:52

In Reply to: デジカメの画素って何?

posted by カヲル @ ms80112.ppp.infoweb.or.jp on 98/3/04 22:08:58

画素っていうのは、ようするにドットと同じようなものだと
思ってください。
液晶のドットを思い浮かべるとわかりやすいかも。
35万画素なら、CCDに35万個の光を認識する素子が並んで
いるわけです。
ドットの場合は、640*480などと書きますが、画素の場合は
合計の素子の数で表しているだけです。
実際にCCDを使う場合は、隅から隅まで使っているわけでは
なく、多少余裕をとって内側をつかっていますので、計算
する時は注意しましょう。
35万画素のCCDを使ったデジカメだと、640*480ドットの出力
をできるのが一般的ですが、計算してみると640*480=307200
で、ずいぶん使っていない画素がありますね。

それから3CCDですが、CCD自体が特殊なわけではありません。
構造の違いによるものです。
もともとはこちらの方式が基本というか、本来の方式なんです。
どういうものかというと、光をフィルターなどでRGBに分解
したあとで、それぞれの光を個別のCCDで受けるものです。
こうすると、画素ごとに色を取り出すことができますね。
3つのCCDを使うので、3CCD方式です。

3CCDではないものを、単板式とかシングルCCDなどと呼んだり
しますが、こちらの場合は、

RGBRGBRGBRGB
RGBRGBRGBRGB
RGBRGBRGBRGB

というように、1つのCCDの上にスプライト(とは限らないが)
状のフィルターがかかっているんです。
アルファベット1文字が1画素だと思ってください。
これだと、画像的には画素数だけの解像度が得られますが、
色の面からみると、その1/3の解像度しか得られません。


ちょっとわかりにくい説明だったかもしれませんが、
35万画素の3CCDといった場合は、RGBそれぞれに35万画素
の解像度を得ることができるということです。

シングルCCDの場合は、35万画素の中で、RGBの分担を
割り振っているわけです。