まぁ漫画とか小説とかは現実の規制とか常識を壊すところに面白みがあるわけで、泥棒とか殺し屋がヒーローになれるのも漫画ならではの醍醐味だと思うんです。
　もしあなたがそれはいいけど（ルパン３世とかゴルゴ１３など）これは別だ、というならそれは認められません。表現の自由にこれは良くてこれは駄目と言うのはないからです。
　あなたが危惧する犯罪に繋がるというのも（メディア悪玉論）いささか短絡的です。きっかけを取り上げてしまえば犯罪は起きないということはあり得ません。結局はその人本人の問題です。空想と現実には常に厚い壁がありそれを見誤ることは
普通はありません。しかしもしそれがあったとしてもそれは防ぎようのないことです。思いも寄らない事件は起きてしまうのです。だからきっかけを取り上げてしまうことに意味はありません。
　たしかに非人道的なマンガ等は見栄のいい物ではありません。格好悪いです。だからと言ってその存在をなくしてしまう。というのはおかしいです。悪いからなくすのではなく、その人に判断させる能力を持たせるのが重要なのです。あなたが非人道的なマンガに強い嫌悪感をいだくのはそれを判断出来る能力のある故です。
　つまり「取り上げる」と言う行為は他人や弱者への不信感からおこるものです。だから私としてはその人を信じて判断させるという行為を選びたいです。