|  
 [ このメッセージへの返事 ]
[ 返事を書く ]
[  home.html  ]
 
  
 投稿者:
てとらん  @ ins35.sapporo.dti.ne.jp on 98/2/11 14:02:30
 
In Reply to: ほんとうにね〜 posted by MANABU  @ ygw01a.jvc-victor.co.jp on 98/2/11 12:12:09
 
マルチにハマっている友人を止めさせる為に。
 アタマから「そんなもん認めん!」って言っても説得力に欠けるから、
 相手の理論を聞いた上で説得しようと思ったのです。
 
 彼女に軽くシステムの説明をうけます。
 内容的には「定価で品物(家電)を買って定価のN割を親に納める」タイプ。
 (Nってのは10に近い数字です)
 
 カタログとか見せてもらったんだすけど、どーみても1万円程度の商品に
 30万円とかの値段がついてるの。こんなもんだれが買うんだー(笑)
 って感じなもんばっかり。
 
 「みんなマジメな人ばかりだから・・・」
 
 そう言われて行ってみる。場所はどっかのマンション。
 周りの「会員」のヤツら見てみると胡散臭いヤツらばっかり(笑)。
 「ガキのくせに社長」のヤツとか居て、当時めずらしいケータイ電話とか
 持ってるやつらもいます。
 「ケータイ使ってバカ話してんじゃねーよ・・」
 
 そこで、説明会が始まります。なんだかわかんないけどエライひとの登場。
 
 内容は詳しくは書けませんけど、システムの説明をされます。
 
 「みなさん!夢に向かってがんばりましょー!」
 「ワー!パチパチパチ・・・」(拍手の嵐)
 
 ・・・なんだよ・・シューキョーかよ・・・
 「おまえらたくさん商品買ってオレに儲けさせろ!」
 って言ってるようにしか、ぼくには聞こえないのに。
 
 すでに会員の人たちは目をキラキラさせて聞いてます。
 
 次に、ちょっと下っ端の会員(女性:若い)の説明が入ります。
 
 「どーです!こんなにすばらしいシステムなんです!」
 「ワー!パチパチパチ・・・」(拍手の嵐)
 
 「あなたがた、たくさん商品買ってアタシに儲けさせてねーん」
 って言ってるようにしか、やっぱりぼくには聞こえないのに。
 
 まだ会員になっていない人たちもキモチが揺らいでいるようです。
 
 説明が終わると、会員の人たちがぼくの所にやってきます。
 なぜか、みんなその会の名刺を持っています。(....?????)
 
 会員:「どーでしたか?説明会。すごいいいシステムでしょう!」
 てと:「え?あぁそうですね・・」(一瞬でも早くこの場を立ち去りたいのに)
 会員:「今度個人的に説明させて下さい。名刺持ってます?」
 てと:「え?あぁ今日はちょっと切らしてんですよ」
 (ホントは持ってるけどこんな場所で落としてたまるかい!)
 
 周りを見渡すとそんなヤリトリが交わされています。
 なぜか会員の名刺を、名刺ホルダー一杯にもってる人もいます。
 (明らかに異常な集まりだ・・)
 もう怒り頂点です。彼女はドキドキしながらこっちを見てます。
 
 そして説明会場を出た後でキれてしまったのです(このあたりナサケナイ)。
 彼女とはそれ以来会っていません。
 
 その後、変なウワサが流れます。
 「○○(彼女)から電話が有ったら気を付けるんだな。誘われるぞ」
 こうなったらもうおしまいです。彼女はお金を得る為に、お金では買えない
 物を失ってしまったのです。彼女が最終的に儲けたと言う話も聞いていません。
 
 その後、その会は警察に摘発されます。彼女がどうなったかも不明です。
 
 一時的な感情で、彼女を説得させる事が出来なかったのが唯一今でも悔やまれます。
 
 
 「お金よりももっと大事な物を失ってもいいならどんどんやってくれ」
 
 マルチやってる人に、ヒトコト言いたい事です。
 
 
 
  
 
 
   |