フリスビー どうしてさ
何もかも切り裂いていけそうなのに
いつも途中で力尽きる

からみつく風に失速し
吠えては跳ねる犬にかみつかれ

見えなくなるところまで飛ばしたいのに
いつも途中で邪魔が入る

この地平線のさらに向こう
はるか彼方であの子が待っている

フリスビー お前をさ
衛星にするくらいのスピードで
投げることができたらなぁ！

足りないものが力だけなら
明日には届けられそうなのに
いつも夕暮れに見失う

フリスビー
どこに飛んでっちゃったのさ
今日もあの子が君を待ってる