まず、ハードトップとはソフトトップに対しての言い方です。オープンカーの屋根はソフトトップと言いますよね（一部例外あり）。昔はソフトトップ（幌）の代わりに普通の屋根がついたという意味でハードトップ車と言っていました。つまりセダンとは別物だったのです。
　
　ハードトップ車とはセンターピラー（前ドア窓ガラスと後ドア窓ガラスの間にある柱）がない車のことを指しますが、今では側面衝突基準をクリアできないので新車では存在してないと記憶しています。現在のハードトップはセンターピラーがあるピラードハードトップです。サッシュレスともいいます。
　
　窓ガラスのサッシュがなければハードトップ、あればセダンと区別すればいいです。ただし、これは４ドア車の話ですので、クーペの窓ガラスにサッシュがあったからといって（ＲＸ−７、インテグラタイプＲ３ドアなど）セダンとは言いませんし、サッシュがないからといってハードトップとは言いません。

　車としてのの実用性から言うとセダンに分があるのですが、ハードトップはスタイリッシュなので存在価値があるのです。セダンもできるだけスタイリッシュに見せようとサッシュをブラック塗装している車もありますが、安っぽく見える気がします。
　しかし、セダンでもアリストのように高級感とスタイリッシュさを両立させた車が登場してきています。