不安な気持ち(Soul Hackers)



[ このメッセージへの返事 ] [ 返事を書く ] [ home.html ]



投稿者: hiv @ apopt9.iis.u-tokyo.ac.jp on 98/1/03 17:55:03

以下はソウルハッカーズ終盤をプレイしているときのものです。
恐らくネタばれが含まれることになるはず。
それも強烈に。
現在プレイ中、あるいは今後プレイするつもりの方は、決して読まないで
ください。
また、場違いであることは承知の上ですので、ご容赦ください。

1997年1月1日 午前1時15分








−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

このまま進めてよいものなのか。
彼女がいなくなってしまう。
まず間違いなく。

このゲームの魅力の大部分はネミッサにある。
ずっとそう感じていた。
全体的にチューナップされてはいるものの、システム的には前作を踏襲し、
代わり映えのしないゲームの中でネミッサだけが光っている。
(決してそれ以外がつまらないというわけではありません。
大変面白く感じています。)

「お前、悪魔のくせに全然人間みたいじゃん」
何回つぶやいただろう。
彼女がスプーキーズの仲間になっていく過程は、すなわち自分自身が
スプーキーズの一員になっていく過程でもあった。

今、ひとみちゃんの命の灯火は消えようとしている。
マニトゥーを倒すにはネミッサの力が必要なこともわかった。
それが何を意味するのかも。

進まなければ終わらない。
でもとても不安なんだ。
この先に待っているものを思うと。

1月1日 1時35分


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

彼女はわずか数行の言葉を残して去っていった。
予想してはいたが、それはあまりにも唐突な終幕。

彼女は消滅してしまったのか?
その魂は流転してどこかで生きているのか?
いつかまた会えるのか?

ソウルハッカーズというゲーム。
前作に比べ、アクセス速度、操作性が向上した。
トリックを減らして万人受けするゲームへと変貌した。
ストーリーも「真・女神転生」の頃よりもわかりやすくなった。
あるいはこの冬、ナンバーワンの評価を受けるべきゲームかもしれない。

でも今はそんなことを云々する気にはなれない。
彼女がいなくなったという寂しさがあるだけ。

1月1日 13時58分