俺的怪我大戦



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投稿者: 柏木耕一(旧・日光) @ p10-dn02kuki.saitama.ocn.ne.jp on 97/11/26 23:48:13

 昨日夜、風呂場で突然の鼻血and嘔吐。風呂場を大惨事に導く。どうも何かマズイ。とりあえず今日学校から帰ったら病院に行こうと思ったところ、学校で再び嘔吐感がこみ上げ、早退。

 さて、学校から駅までの三十分は徒歩である。外はどしゃぶりの雨。傘は持っていない。タクシーを呼ぶ金もない。
 しかたなく神に祈りつつダッシュで外へ。

 ちょうど中間頃のこと。突如鼻血and耳の奥で耳鳴り発生。さらに、死にたいほど頭痛がひどい。その場でうずくまり、とりあえず鼻血だけでもおさまるのを待つ。雨に濡れること十五分。とある要因で血小板の量が少ない私は、どうも鼻血がなかなか止まらないことに気付く。既に制服は雨と鼻血と涙でべたべたであった。

 とりあえず、駅目指して歩く。

 あと五分ほどで駅。遠目に見える。
「よし、あそこに着けば休める……」
 朦朧とする頭でそれだけを考えながら、足を投げ出す。駅付近まで近づく。勝利したと思い、電車に乗り込み、寝る。終点で乗り換えだ、気兼ねはない。爆睡する。

 さて、加須駅。自転車置き場で自転車に乗った私は、一路家を目指してチャリを走らせる。当然、雨。視界大変悪し。
(やーな予感……)
 予感的中。
 再び、謎の頭痛発生。さらに目眩。コケる。
 コケた場所、大変悪し。有刺鉄線(田舎には未だ存在する)に胴体から突っ込む。
(危ない!)
 咄嗟の機転で体をひねる。
 状況悪化。
 右肩下に鉄線深々と突き刺さる。無理矢理引き抜くと同時に肉を裂く音。洒落にもしたくない激痛と共に、家に。

 家。保険証がない。病院に行けない。

 親が帰ってくるまで、半ベソをかきながらインターネット。我ながら大変馬鹿。鼻血は定期的に吹き出し、制服から着替えるもパジャマも血でベタベタ。さらには肩の傷から予定外の大出血。まるで殺人現場の様相を呈する。

 無事親が帰ってくる。保険証を渡してもらい、病院へ。

 内科と外科、どちらに行くべきか迷うも、とりあえず肩の傷がヤバめなので外科の番号をとる。幸い空いていた。

 治療。医者の無慈悲な言葉。

「あー、こりゃ縫えないね。傷が縦でしょ」
 ほんとに縫えないのか貴様、医師免許持ってるんだろと文句を言いたくなる。かわりに傷口を広げられ、中に消毒液とガーゼを突っ込まれる。死にたくなる。これで一発で治るらしい。

 これを書いている今、痛みは何とかひいた。傷口はちっちゃいものの、激痛であった。

 何にしろ、悪いことは重なるのだ。