そして、
第２次世界大戦後、「あの時の約束は？」とユダヤ・アラブ側双方に詰め寄られ、
困ったイギリス政府は、全てを国連に委ねてしまいました。
国連は、「そんなら仲良く半分こ」という決議を採択しました。もちろんアラブ人怒ります。
しかし、一方のユダヤ人はさっさと割り当てられた土地に住み始め、かつて「バビロンの補囚」により
この地上から姿を消した「イスラエル」という名の国を再び建国しました。１９４８年のことです。

しかし、イスラエルはこの後、国連決議を破ってパレスチナの土地にどんどん入植を始めました。
アラブ人当然怒ります。で、中東戦争の勃発です。

イスラエルの居住地にいるパレスチナ人は、武装できないので石を投げてたびたび蜂起（インティファーダ）
しましたが、このときイスラエル軍は彼ら民間人に対して発砲したり、子供を殺したりしました。
パレスチナ人やアラブ人ゲリラが爆弾テロを働くのは、宗教的な違いに端を発し、こうした歴史を
歩んできたからです。（だからといってテロは許しがたいのですが）
また、クウェートに侵攻したサダム・フセインが、しゃしゃり出てきたアメリカと国連に対し、
このイスラエルのとってきた行為を引きあいに出し（リンケージ）ゴネたのは有名な話です。