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投稿者:
N・ギャラガー @ 138.101.190.25 on 97/11/03 12:07:09
司馬遼太郎「坂の上の雲」
明治初頭から日露戦争にかけての日本の歩みを、秋山好古、真之兄弟
を主役に立てて描かれる。 乃木、伊地知コンビが悪く書かれすぎの感
はあるけど、読むと楽しい。この書中の秋山兄弟はどちらも天才。
宮城谷昌光「あん子」(”あん”:日の冠に安と書く。)
中国、時は戦国時代。覇者斉の桓公の時代からはや数世代。いまや覇
者の地位も晋に移り、周王朝の元勲太公望呂尚の国斉の威力は衰えるば
かり。陰謀の巣窟である斉政権内で常に正義を貫く「あん弱、嬰」親子
の二世代に渡る大河小説。
読めば体に清風が吹く。人間かくありたいもの。(無理だけど)
秋の夜長に最適な2作品、よかったら読んでみて下さい。
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