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投稿者:
くたばりプリマス @ ppp-im004.fsinet.or.jp on 97/10/28 20:57:46
頭の中に真っ白い光を浴びて
ザーザーと浴びて
カーテンのない部屋に
新しい住人
「朝」
少年は町に飛び出す
タータンチェックの12月の町に
赤いハンチング深くかぶり
頭の中に降り止まない光
感じたままに
きっとこの空がいけないって
彼は思うはずさ
蒼く澄みきった
ギンガムチェックの12月の空が
「いったいどこまでひっついてくるのさ」
たった一度だけ
振り返り少年は
砂浜を駆けだして
蒼い風になった
蒼い風になった
蒼い風になった
蒼い風になった
蒼い風になった
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- 詩『蒼い風』 - さすらい 97/10/29 11:39:50
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