（３）エアリスの宿命とセフィロスの宿命

　セフィロスはふとしたことから、自分がジェノバから
神羅の科学者宝条によって人工的に作られた存在であることを知り、
人類を憎みはじめます。
＃ただし、物語の中盤まで、ジェノバ（星からの災厄）と古代種が
＃（ゲーム内の人物にとっても）混同されており、情報は錯綜しています。
セフィロスはクラウドを心理攻撃によって操り、黒マテリアを入手すると
究極の黒魔法「メテオ」を発動させます。
　一方、エアリスはメテオを防ぐことは古代種である自分にしかできない
ことを知り、ひとりクラウド達の元を去り、神聖な場所で
白マテリアを使って究極の白魔法「ホーリー」を唱えます。
　ですが、ホーリーを唱えおわった直後にエアリスは
駆けつけてきたクラウドの目の前でセフィロスに刺し殺されてしまいます。
（エアリスがそこで何をしようとしていたのかは終盤まで知らされません。）
　セフィロスは大空洞の奥底でホーリーの発動を抑え込んでおり、
クラウド達は死闘の末、セフィロスを倒します。このファイナルバトル
では造られたものとしてのセフィロスの哀しみがラテン語の歌詞で
歌われます。（『片翼の天使』：カルミナブラーナの抜粋再編集を
オリジナルの曲に載せたもの。）