（２）クラウドの心と正体：新本格＆サイコライン

　自称、元ソルジャーのクラウドですが、ときにクラウドの記憶と
現実は食い違いを見せます。セフィロスとの戦いの中でその点を
つかれたクラウドは自分は人工的に作られたセフィロスコピー
だと信じ込まされ、精神崩壊を起こしてしまいます。
　で、ティファが献身的に看護したのちにサイコダイブのような
ことをして真実のクラウドの心を探ります。そこで明らかに
なることは、
・クラウドは本当は元ソルジャーではなく、ソルジャーになること
に失敗していた。
・また、ティファとは幼なじみではあったが特に仲がいいわけでは
なかった。
・クラウドは下級兵士（？）としてソルジャーのザックス（実は
エアリスの恋人）やセフィロスと共に行動していた。
だが、生まれ故郷の町で起った事件（ティファもからんでいる。）
ののち、ザックスが死ぬと、ザックスの記憶や行動を
自分のことと思い込み自分がソルジャーであったという
偽の記憶をつくりあげていく。
（その前までに描写されていた回想シーンがまったく違った
意味をもたされるあたりは非常にうまいです。）
・ティファは上の事件のときに町へ来たソルジャーがクラウドで
なかったことを知っていたが、クラウドに話を合わせ、クラウドの
偽の記憶を利用していた。
・ティファはクラウドも下級兵士（マスクをしている。）
として同行していたことは知らなかった。

　クラウドが真の自我を回復してのち、
クラウドの性格は一変しておどおどして自信のない性格になります。
（それまではエリート意識をぷんぷん匂わせる高飛車な野郎でした。）