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投稿者:
本命カゲ @ oppp117.harenet.or.jp on 97/9/08 20:18:58
これで少しでも興味が出た方、もう一度読みたい方、より楽しみたい方は、
ここのBBSではおなじみの、Qちゃん様のホームページを
訪れてみる事をおすすめしますよ。
えっーと、たしか
http://www.bekkoame.or.jp/~que-cho/ だったかな?
勝手に紹介しちゃって申し訳ありません。
では、今日は第三話〜第四話を紹介します。
第三回 by ITASAN様
どうやらヨーコは,<ゲート>の方へ向かっているらしい.
<ゲート>とは,ここ土星の各居住ドーム間を繋ぐチューブの, 出入り口のことである.
<ゲート>にはチューブライナーという, ドーム間を移動する列車のステーションがある.
「なんだよヨーコ,今日は<シックス>から出るつもりはないか らな!」
僕,マサキは,生っ粋の<シックス>ドームっ子だ.No.6 ドームは,
いわゆる下町.住民は多少荒っぽいところもあるが, 皆気のいい奴ばかりだ.
表面だけ「お友達」の,冷たいオタク野 郎の多い,<ツー>なんかとは,比べてもらいたくないね.
「まあ,いいから,いいから」
なんだか,今日のヨーコはいつになく強引だ.
僕の腕に自分の 腕をからめて放そうとしない.結局,<ゲート>前の繁華まで来てしまった.
ヨーコは,いつもこの辺に来るとかならず覗く,DISKショ ップに目もくれず,
ステーションのカードリーダーまですすむと, 僕の方をくるりと振り向いた.
「あんた,IDは?」 IDカードは,ここ土星で生活するには必須のアイテム.
これ なしじゃ,ライナーにも乗れやしない.
「おい,ライナーに乗るのは..」
僕はいやいや自分のカードを取り出したが,ヨーコはそれをす かさず掠め取った.
そして,なにか赤い色のカードを取り出すと
「これを,使うのよ!」
僕たち一般人のカードは普通青だ.ヨーコに手渡されたのは, 赤いカード.
「ヨ,ヨーコ!これって..」
第四回 by じじい使い様
「おっおいヨーコ、それがなんだかわかっているのか?」
「えぇ」さらりとヨーコは言いのけた。
しかし僕の頭のなかはパニック状態だった。僕らの住んでいる 土星では人々は
その役割や仕事などでIDの色を分類している。
例えば、各ドームの治安を守っている<ガーディアン>は緑、 ぼくら民間人の青などのようにだ。
だが今ヨーコが僕の目の前 にさしだしているカードは<特S級公務員>である赤を意味す る。
ぼくらの住む<土星>はいくつかのドームによって分けられて いる。ぼくらの住む<居住ドーム>、
工場などのあつまった <産業ドーム>など様々なドーム間をチューブによって繋ぎ、 各ドーム間の
行き来は<チューブライナー>という乗り物を つかって移動する。
そして各ドームを行き来するときにIDを つかうのだが、これによって料金の支払いと同時に身分を
確認 し立入禁止区域への侵入を防ぐセキュリティの役割も兼ねてい るのだ。
著作者の方々、許可もなく掲載したことを深くお詫びいたします。
そして、これから自分の話を掲載されそうな(第五回〜第十六回の作者)方は、
是非とも許可をいただけないでしょうか。
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